2023年6月11日、下総神崎の「神崎町森住 みっかぼうず」へ。
2022年12月16日オープン。ラーメン界のイチロー、香港MISTにて世界初ラーメンでミシェラン一つ星を獲得したレジェンドラーメン職人森住康二シェフが、週末限定カフェの間借り営業にてラーメンを提供。ず~っと行きたくて、「つけ麺 一滴」の後やっと。
森住シェフとちゃぶ屋他について。
1996年6月、新三河島「柳麺ちゃぶ屋」創業。店主森住さんはフレンチで10年修行。屋号の「ちゃぶ屋」は修行時代につけられたあだ名で、料理人として「いい加減な仕事をする者」という意味。その時の悔しい気持ちを忘れないため店名に。
2001年6月、本店が護国寺に移転。
2002年「TVチャンピオン」「ラーメン職人選手権」優勝。
2003年7月護国寺本店近くに「CHABUYA SIORAHMEN BRANCH」オープン。
2006年2月表参道ヒルズ「MIST」オープン。「MIST]はフルコース等で3回訪店。
2008年10月15日目黒「ちゃぶ屋とんこつらぁ麺CHABUTON」オープン(グロービートジャパン運営、プロデュース、CHABUTONはその後全国・東南アジアへ展開)。
2010年1月香港「HONG KONG MIST」オープン。同年12月発売「ミシュランガイド香港・マカオ 2011」で香港MISTが一つ星獲得。
2011年1月15日四谷三丁目「CHABUYA Zutto Branch」オープン。
2011年6月11日恵比寿「CHABUYA MORIZUMI ★ CUISINE」オープン。
2012年4月24日「CHABUYA JAPAN」破産発表。
2013年7月10日東京ドームシティラクーア「もりずみキッチン」オープン(プロデュース)。
2013年10月25日茗荷谷「播磨坂もりずみ」オープン(プロデュース)。
店の場所はJR成田線下総神崎駅南口約1.8km。車の場合圏央道神崎ICから約7km。「Cafe&Deli Indigo Coffee」の週末(金夜土日)限定間借り営業。店名ですが、週3日市価営業しないから「みっかぼうず」かと。
成田線下総神崎駅はJR成田駅から3駅。成田駅までのアクセスは良好ですが、成田線は日中1時間に1本しか電車が無く、時間が合わないとなかなか大変。成田→下総神崎間は3駅ですが、19kmと歩くにはちょっと遠いです。
今回は電車でアクセス。下画像は駅ホームから南口方面と南口駅前の様子。カントリーロードというか、なんとものどかです。
2枚目画像、「みっかぼう」の看板は森住さん自ら手作りとのこと。
駐車場は敷地内に8台程。混雑時は記帳して外か車で待つ方式。駐車場満車の場合、電話番号を伝えておくと、席が空いたら電話して貰えます。
券売機は無くメニューを見て注文。伝票はレジでキープ。食後レジにて後会計制。
主なメニューは、醤油らぁ麺1000円、黒中華おゝ油1200円、他。スイーツ、ソフトドリンク、アルコールメニューあり。ただし列びが多い場合、スイーツ、ドリンクは休止する場合も。
壁面掲示は間借り先「インディゴコーヒー」のメニュー。
店内は駐車場側窓に向かったカウンター5席、出入口側窓向きカウンター4席、森側窓向きカウンター3席、4人卓x2、2人卓x1。
14:20頃到着で先客6、後客6。訪店時、外待ちは無く記帳表は仕舞われていてゆったり営業。
駐車場、外に猫がいてメッチャ人懐っこく逃げません。行列で外待ちしてると、運が良ければ猫と遊べるかも。
スタッフは厨房に森住さんとカフェメニュー担当の男性、ホール担当女性2名の4名体制。
BGMはピアノムードミュージック。箸は洗い箸で資源環境に配慮。卓上調味料は無し。
そして待つことしばし、「醤油らぁ麺」完成で~す♪
黒い珍しい形状の12角形の器が、レンゲと共に貝殻状の受皿に載って着丼。
具はほろっほろのチャーシュー、櫛になりそうな大きな筍、小口切りねぎ。チャーシューはスープの余熱により最高の状態になるよう計算。ふわとろ食感です。
スープはさらさの清湯醤油味。人が一番美味しいと感じるスープの温度75℃で提供。煮干し、鰹節、昆布等の魚介系から抽出したオイル使用。またスープの熱で溶けだすチャーシューの旨みも計算。ふわっと香る煮干しにうっとりする様な深い和出汁。最初はもう少しパンチが欲しいと感じるも、食べ終わるころには満たされて整ってしまう起承転結のある逸杯。魂の琴線に響く感動的な一献ですごく美味しい!
麺は国産小麦使用のストレート中細タイプ。しなやかでなめらかで柔らかな仕立て。するするっと啜れます。
「黒中華おゝ油」
「醤油らぁ麺」は黒い器で、「黒中華」はまったくデザインの異なる白い器で着丼。
具はとんとろチャーシュー、筍、さらし玉ねぎ、きざみ生姜。
スープはさらさらの清湯醤油味。「おゝ油」というだけあって粒の細かいたっぷりの背脂入り。真っ黒なスープはまるで竹岡式の様。ベースのスープ」が「醤油らぁ麺」と同じか不明ですが、タレがガツンと濃く、背脂の甘みとコクで「醤油らぁ麺」とはまったく別物の味わい。MORIZUMI流の上品ながらパワフルでインパクトのある作品でこちらも美味!
麺はストレート細麺。「醤油らぁ麺」よりも一回り細いタイプを使用。加水低めのさくさくとした食感で、スープと麺の一体感も見事です。
おいしく完食!レジでは森住さん自ら会計。少しお話しできて望外の僥倖でした。次回は車で来よう。ごちそうさまでした!
神崎町森住 みっかぼうず (191/’23)