2022年11月23日、上野御徒町の新店「中華蕎麦 こかげ」へ。
2022年11月19日大安にオープン。店主さんは上野「鴨to葱」、西麻布「楽観 NISHIAZABU GOLD」で修行後独立。この日一軒目、「箕輪家 中野旗艦店」の前の前にこちらへ。
基本は日月定休ですが、11月は日月火定休とのこと。開店前ちょっと早めの到着で一番海苔~w 2F店舗で1F入口、営業中の暖簾は真っ白、店名を表す看板、ラーメン店を示す幟、掲示など一切なし。元々裏路地ですが通りがかりの立ち寄りはほぼ期待出来ず、口コミやネット情報が集客導線。定刻3分前フライングオープン。雨振ってるのでちょっとでも嬉しいです。開店時シャッター2名。
券売機は無く後会計制。メニューは、中華そば900円、大盛り100円、たまご100円、のり100円、ビール小400円、日本酒400円。日本酒は御徒町の「ふくはら酒店」から取り寄せで常時2種類以上用意。着席すると並か大盛りか聞かれます。
店内は出入口近く一角がカーテンで仕切られた厨房で、奥に広がるバーカウンターが客席スペース。席は真っ直ぐなカウンター5席。L字カウンターですが小辺は未使用。4人卓x1がありますが未開放。
パーティション無し。消毒液は箱ティッシュ、紙エプロンと一緒にテーブル席に配置。後客無し。厨房には店主さん、ワンオペ体制。訪店時は1ロット1杯ずつの丁寧な調理。
BGMはポップス。箸は洗い箸で資源環境に配慮。卓上調味料は無し。
そして待つことしばし、「中華そば」完成で~す♪
光沢のある白い切立丼があらかじめ配されたトレーの上に着丼。
具は低温調理のチャーシュー、鶏チャーシュー、穂先めんま、白髪ねぎ、ゆず皮。
澄んだ琥珀色の「黄金湯」と呼ばれるスープは、さらさらの清湯醤油味。節出汁としじみの貝出汁に、タレは白醤油ベース。鶏油は親鳥と若鳥のブレンド。鴨to葱・楽観で会得した技術を統合してさらに昇華させたかの様な、淡麗ながら深いコクと溢れんばかりの豊潤で豊饒な味わい。隠れ家的過ぎる店舗ですが、早晩行列店になりそうなハイパークオリティですごく美味しい!
麺はストレート中細タイプ。しなやかでなめらかな質感と、適度な跳ね返りを感じる弾力のあるコシ。あっさりコクうまスープに食感の良い麺がいいハーモニーを奏でます。
おいしく完食!オーナーインタビューに「頑固店主の完成度の高い物語を感じる一品」とありましたが、物腰柔らかで優しい接客の店主さんの、「完成度の高い物語を感じる一品」は激しくその通りでした。スープ切れ終了ですが、売切れなければ通しで17時までやってるのもいいですね。ごちそうさまでした!
中華蕎麦 こかげ (391/’22)