屋号の「ルリカケス」は奄美大島に自生する天然記念物に指定されている野鳥。提供するラーメンは、店主さんの故郷奄美大島の郷土料理「鶏飯(けいはん)」をイメージした一杯。
店の場所は木場駅1番出口徒歩約2分、東陽町駅1番出口徒歩約8分。永代通りから1本脇道入った路地裏。ちゃんぽん大和→魚介中華そば幸→担担麺香噴噴と入れ替わった跡地。
店頭には生花店かと見紛うばかりの開店祝花。らーめん改、中華そばビリケン、五ノ神精肉店、スパイスラー麺卍力、Ramenにじゅうぶんのいち、麺処夏海、饗くろ㐂、他から。
店内空いていても食券買わずに中から声がかかるまで店頭で待機。「どうぞ」と声がかかって初めて店内で食券購入だそうです。店頭の枠線は列び用。どちら向きに並ぶか分かりづらいため、順番の番号を記入する予定とか。
招き入れられて店内へ。入店するとまず券売機で食券購入です。主なメニューは、醤油そば950円、塩そば1000円、替玉150円、和えそば250円、肉飯350円、他。訪店時麺類は醤油以外準備中。食券を渡すと細麺か手もみ麺かどちらにするか聞かれます。
店内は厨房を囲むL字型カウンター11席(9・2)。パーティションは無し。消毒液は券売機横に配置。13:50頃到着で先客6、後客2。スタッフは厨房に店主さん、外でお客さん対応の女性2名体制。BGMは無し。箸は洗い箸で資源環境に配慮。卓上調味料は無し。
そして待つことしばし、「醤油そば」完成で~す♪
蒼い光沢が美しい麺鉢型の器で着丼。
具は、豚肩ロースと黒豚もものチャーシュー2種、錦糸卵、鶏胸ほぐし身、錦糸卵に合わせた細切りめんま、九条ねぎ。錦糸卵と鶏ほぐし肉トッピングが冷や中っぽいですが、奄美諸島の「鶏飯」をトリビュートした具材と思われます。
スープはさらさらの清湯醤油味。公式によると、「黒さつま鶏、さつま赤鶏に天草大王も合わせた鶏スープに備長炭直火焼本節、花鰹、羅臼昆布の出汁」とのことで、鶏魚介のWスープ!?和出汁薫る和風仕立てで、確かに「鶏主体でなく、節が香るイメージ」を具現。シンプルで素朴、朴訥で優しく穏やかでほのぼのと沁みる味わいでとても美味しい!
手打ち麺を選んだ麺は中太縮れタイプ。カラスさんから花が届いたらしく、浅草開化楼製でしょうか?→(訂正)自家製麺だそうです🙇 少し固めのゆで加減ですが、もっちりむっちり強いコシがあり、噛みしめるたびに風味が立つ良麺で、柔らかいスープと相まってウマいが広がります。
おいしく完食!出汁の輪郭がさらにくっきりと分かりそうな「塩そば」も気になります。ごちそうさまでした!
麺屋 ルリカケス (220/’22)