2022年4月12日代々木上原の「Japanese Soba Noodles 蔦」へ。
2022年4月8日仏滅ですが一粒万倍日、メニューをフルリニューアル。大西さんは巣鴨時代も代々木上原へ移転後も何度も味の改良を行ってますが、大規模なスクラップ&ビルドは2度目。2021年1月26日9周年の日代名詞のトリュフオイルを捨てたのと今回。最高の一杯がさらにどう進化したのか、歴史を見とどけに。
今回のリューアルのポイントは、ソースを完全に排していわば原点回帰。もちろん麺、スープ、香味油、具すべて見直してグレードアップ。特にスープはトリプルスープを導入。
麺はメニューごとに配合と形状を変更。メニューでは担々麺、特製皿がなくなってロッソが限定復活。
営業的には予約制が廃止されて、夜営業がスタート。テーブル席は封鎖して、当面カウンターのみ。個人的には夜蔦が嬉しい!
券売機は無く口頭注文、伝票方式、食後レジにて後会計制。
主なメニューは醤油Soba1200円、塩Soba1200円、つけSoba(塩・醤油)1800円、ロッソ(平日数量限定)1300円、他。
店内は厨房前に真っ直ぐなカウンター11席。1席ごとにアクリル板の仕切り設置。消毒液は入口脇に配置。18:50頃到着で先客10。後客無しとまだ夜営業が浸透してないのか、のんびり出来ます。
スタッフは大西さんとサポートの男性2。BGMはDavid Bowieのライブ。箸は割り箸。卓上調味料は無し。
そして待つことしばし「塩Soba」完成で〜す♪
まずは先頭メニューからと思ってましたが、「今日は塩の麺の出来が素晴らしい」と聞いてたまらず塩に。大理石のテーブルに映える真っ白な玉丼で着丼。
具は黒豚ロース、黒豚バラ、極太メンマ、白髪葱、オリーブパウダー、ピメント(紅色の香辛料)。
スープはさらさらの清湯塩味。青森シャモロックと天草大王の地鶏出汁。浅利と真昆布の貝出汁。本枯れ節を使った魚介出汁のトリプルスープ。香味油に黒豚油プラス。タレと麺とこだわりのうんちくは書ききれないほど。味は非常に高貴で上質。ですが上品とか繊細ではなくビビッドで官能的。ビートを体感出来る凄まじい出汁感で塩の特級出汁と呼びたい一献。感動すら覚える比類なき味ですごく美味しい!
麺は自家製のストレート細麺。大西さん自ら非常に良いと絶賛する麺だけあって、艶やかでなめらか。そしてシルクな様な舌触りを残しながらスープと共にスッと消えるミラクルな食感。ちょっと表現できない異次元の食感が楽しめます。そして心地よい余韻が帰路ずっと自宅まで続いたのがまた驚き。
おいしく完食!醤油SobaもつけSobaも気になるし、癒しが欲しくなったらまた来ます。ごちそうさまでした!
Japanese Soba Noodles 蔦 (132/'22)