2022年4月8日、堀切菖蒲園の新店「下町中華 樹(きいち)」へ。
2022年3月27日オープン。昭和52年(1977年)創業。堀切菖蒲園で創業40年以上の老舗町中華「中華料理タカノ」出身の方が独立。食の文化遺産を求めてこちらへ。
黒かどやさんのツイートによると、堀切菖蒲園タカノの深夜部門で18歳から40年努めた方が独立とのこと。当初2月11日建国記念日大安にオープン予定でしたが、店主さんがその11日早朝に貰い事故に遭遇し骨折入院、オープンが延期に。翌12日退院するも調理するには程遠い状態。そして今回無理を押して開店に漕ぎ着けた次第。
店の場所は堀切菖蒲園徒歩約4分。タカノの前を通って平和橋通りを渡った先、住宅街の路地裏。「とんかつでちょっと一杯 みよし」の跡地。
券売機はなく後会計制。基本タカノを踏襲ですが、なんとさらに値下げ。ラーメンなんと400円というコンビニチルド麺より安価。タカノ深夜帯の名物チャーハンもこちらで復活。「王道!!半チャーハンセット(ラーメン+半チャーハン)」600円と、学食かという安さ。
店内は厨房前に真っ直ぐなカウンター4席、奥に2人卓x2、2階に3卓だそうです。パーティションはありませんが、戸を開放して換気。消毒液は入口入ってすぐに自動噴霧器設置。18:30頃到着で先客2F4、1F5。後客2Fへ2、1F1。
スタッフは金髪でダウンタウンの松ちゃんにちょい似の店主さん、方を庇いながらも全力の中華鍋振り。調理サポートは、やはりタカノで一緒だった若い茶髪くん。ホール担当女性の3名体制。BGMは無し。箸は割り箸。卓上調味料は醤油、酢、白胡椒、ラー油。
そして待つことしばし、「王道!!半チャーハンセット」完成で~す♪
炒飯は店主さん、ラーメンは助手さんの息の合ったコンビネーションプレイでほぼ同時に着丼。
ラーメンの具はチャーシュー、メンマ、なると、海苔、きざみねぎ。大切なことなので何度も言いますがラーメン単品でたったの400円。何も不足なくこれで十分。
スープはさらさらの清湯醤油味。あっさり鶏がらの昭和を感じる郷愁を誘う懐かしい味わい。まさかオープンしてほやほやの新店でこれほどのノスラーがいただけるとは!感動的な一杯の誕生ですごく美味しい!
麺は町中華ラーメンのチュルチュルと啜れる玉子麺風の中細縮れタイプ。いかにも頼りない感じがしますが、だがそれがまたいい味出してます。
セットのチャーハン。ちなみにフルポーションの「チャーハン」単品は600円。具はチャーシュー片、玉子。ふんわりパラッと仕上げ。チャーハンだけいただくとやや薄味ですが、ラーメンと交互に食べるとその相性の良さと旨さに驚かされます。
おいしく完食!ほとんどの方が一品料理で飲んで麺で〆る理想形。ご近所さんが羨ましいです。ごちそうさまでした!
下町中華 樹 (128/’22)