2020年9月3日、秋葉原の新店「凱婷縁(かいていえん)」へ。
2020年8月8日オープン。中国の「八仙」(日本で言う七福神)をモチーフにしたラーメンを提供するお店。飯田橋の新店に早じまいでフラれた後、ずっと気になっていたこちらでリカバリ。
公式HPによると、こちらは世界初「夢と魔法のラーメン店」。
店の場所は岩本町駅A1出口徒歩約3分、JR神田駅北口徒歩約6分、JR秋葉原駅中央改札口徒歩約7分。アキバと神田の中間点近くで神田寄り。基→神田須田町大勝軒→けくう→孝→本家しじみらーめんと入れ替わった跡地。
入店するとまず券売機で食券購入です。
初めてだとホールの男性スタッフがとても丁寧にメニューの説明をしてくれます。
こちらでは「八仙」をモチーフにした8種類のラーメンを提供。
ですが、トッピングの違いにより8種類を構成していて、スープは5種類、さらにつけ麺バージョンが2種類選べて、トッピングxスープの組み合わせで実際には17種類のラーメンを提供。
麺メニューは、李鉄拐~リテッカイ~(ニボニボ・魚介)780円、呂洞賓~リョドウヒン~(鶏香油・鶏白湯・つけ麺Ver)980円、
曹国舅~ソウコッキュウ~(ニボニボ・魚介)1100円、藍采和~ランサイカ~(鶏香油・魚介)930円、張果老~チョウカロウ~(鶏白湯)1270円、
漢鐘離~カンショウリ~(鶏白湯・ニボニボ)1050円、何仙姑~カセンコ~1350円、韓湘子~カンショウシ~(鶏香油・鶏白湯)880円。
例えば「李鉄拐」のニボニボと「曹国舅」のニボニボはスープが同じ。
「李鉄拐」はトッピングが豚チャー、鶏チャー、黒バラ海苔、穂先メンマ、黒なると、三つ葉。
「曹国舅」はトッピングが畳鰯、海苔、鶏チャー、豚チャー、穂先メンマ、黒なると、味玉。
さらになんと何仙姑と張果老以外の6種は冷やしバージョンも可能で、すごいバリエーションに。
違うスープで同じメニュー名、トッピングが異なると違うメニュー名は慣れないとちょっと迷います。
また、夢を司るおしどり麺は8月20日提供開始。
火鍋の様に丼2つに分かれていて、2種類2杯のラーメンが一つの器に入っていて、2人で注文するのがおしどり麺。
魔法を司るグルグル麺は準備中。
店内は厨房を囲むL字型カウンター6席(3・3)、2人卓x2、4人卓x1。20:50頃到着で先客1後客なし。スタッフは全員男性で厨房2、ホール1の3名体制。
BGMはJ-POP、在店時のセトリはハレノヒ→Lemon→TIME→ハルジオン。箸は割り箸。卓上調味料は無し。お冷代わりの冷たいお茶はオーナの祖母(98歳)作っている烏龍茶。
そして待つことしばし、「韓湘子(鶏香油)」完成で~す♪
初めての方にはあっさりで食べやすいというお勧めに従いチョイス。
具は豚チャーシュー、鶏チャーシュー、穂先メンマ、黒なると、味玉、白髪葱。
スープはさらさらの清湯醤油味。鶏香油(シャンタン)ですが、製法は鶏白湯から清湯を作っているそうで、澄んだスープなのに鶏白湯と同じ旨みが詰まっているそう。フレンチで言うクラリフェ、中華の掃湯の技法でしょうか。確かに分厚いコクと太い旨みがあります。また漢方の様な独特な風味があって、それがまた個性的。あっさりめながら後引く感じでとっても美味しい!
麺はストレート中太タイプ。外に積んであった麺箱から浅草開化楼製でしょうか。シコシコと好ましいコシの食感で、麺もうまいですね~!
チャーシューや味玉がやや濃い目の味付けで、ときに味玉はだいぶしょっぱくてちょっと惜しい感じ。
おいしく完食!辛さが1から5までで選べる「呂洞賓」、4以上はかあんりの強者向けだそうで気になります。ごちそうさま!
凱婷縁 (268/’20)