2021年6月29日、小川町の「神田オステリア ゼクト(ZeCT byLm)」へ。
ランチタイムに不定期でラーメンを提供していたイタリアンレストランが、150日限定でランチにラーメンに絞った営業をスタート。そのメニューがすごいと評判に。気になって行ってみた。
訪問時店頭ホワイトボードには残り141日の記載。『100 日後に死ぬワニ』的な
券売機は無く後会計制。主なメニューはシン・ラーメン (醤油・塩)1000円、丸鷄ラーメン (醤油・塩)750円、たっぷり野菜タンメン(醤油・塩)800円、他。シン・ラーメン はかけラーメンスタイルで専用麺使用。通常限定10食。シン・ゴジラかシン・エヴァンゲリオン風!?
シン・ラーメン 以外は麺がフィットチーネ(平打ち麺)、トレネッテ(細平麺)、レジネッタ(女皇麺)、パッバルデッレ(手切り麺)、S.P.L(螺旋麺)(+350円)、浅草開化楼低加水細麺から選択可能。
店内は奥の厨房を遠巻きに囲むL字型カウンタ7席(5・2)。アクリル板は2席ごとに配置。消毒液は卓上に配備。11:20頃到着で先客1後客2。
スタッフは厨房に店主さん、ワンオペ体制。御大の今日の一杯によると、複数のラーメン 店で修行を積んだ店主さんで、二軒だけ紹介されてましたが、その二軒とは13湯麺、すずらんとのこと。BGMはジャズ。箸は割り箸。卓上調味料は無し。
そして待つことしばし、「シン・ラーメン(醤油)(S.P.L(螺旋麺))」完成で~す♪
漏斗型の美しいシルエットの器で着丼。これ位なら開口部が広がり過ぎてないので、器を掲げて直接スープを飲むことが問題なく可能。
「シン・ラーメン」の具はスプラウトのみ。着丼した瞬間に香ばしく心地よい香りが広がります。
スープはさらさらの清湯醤油味。丸鶏と豚骨、鯖の丸煮干しに香味野菜のスープ。醤油味のタレは「13湯麺」譲りとか。もはや芸術的と言っていい豊潤かつ芳醇なフルコースの一品に提供されるようなそんな味わい。これ1000円で安すぎじゃない!?すごい美味しいんですけど!!
麺は注文後にパスタマシンでカットする自家製麺。S.P.L(螺旋麺)は平打ち麺を手捻って作る特殊な製法の麺。大きな中華鍋でゆでてひらざるによる巧みな湯切り。麺を泳がせてゆでるためか、異なる面の注文時は1杯ずつ調理。麺がまたとんでもなく美味くて、さらに麺だけでも旨くて異次元のクオリティ。
「丸鷄ラーメン(塩・パッバルデッレ(手切り麺))」
器は「シン・ラーメン」と共通。具は宮崎県産の豚しゃぶしゃぶ肉、メンマ、なると、カイワレ、海苔。
スープはさらさらの清湯塩味。丸鶏から摂ったスープですが、実に淡麗で繊細、上質で上品な味わい。それでいて物足りなさは皆無で自然にすっと身体に沁み込みます。美味しいとしか言いようもなく。
「パッバルデッレ(手切り麺)」を選んだ麺は、凪のいったん麺か加須のひもかわうどんみたいな超幅広麺。見た目のインパクトだけじゃなくてこれまたウマい!
「たっぷり野菜タンメン(醤油)フィットチーネ(平打ち麺)」
具はタンメンのキャベツ・人参・玉葱・椎茸・豚肉を炒め煮したもの。
スープはさらさらの清湯醤油味。丸鶏スープにタンメンを炒め煮した肉野菜の出汁入り。このスープもうんまいわぁ!
麺はおすすめというフィットチーネ(平打ち麺)をチョイス。これってすずらんの麺じゃまいか!?美味くてたまランチ!!
マスターが「テレビで何度も紹介されたやつで、これ食べないと勿体ない。最近ではふわちゃんと石ちゃんが食べた」と勧めるので、営業トークにまんまと乗ってオーダしたのがこちら。
「元祖炙りチーズケーキ」(750円)冷たいチーズケーキにザラメ糖をかけてバーナーで焦がす、ブリュレ・キャラメリゼの手法で仕上げ。しかも主に炙るのは台となる樹の方で、この日は柿の木を使用とのこと。
抜群の香ばしさとほのかな甘み、砂糖と表面にあるチーズのカリッとした食感に、中のチーズのまったりとしたコク。極上のデザートでパーフェクトなランチ。スイーツはあまり食べませんがこれは絶品!
おいしく完食!残り140日ほど、終了までになんとかもう1回は来てみたいです。ごちそうさま!
神田オステリア ゼクト(ZeCT byLm) (200/’21)