創業十五年目を迎えた日本を代表する殿堂入りの銘店「中華蕎麦 とみ田」が、新たな挑戦としてメニューを一新してのフルリニューアルを敢行。

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7月18日より休業からの2020年8月13日再開オープン。リスタートに当たって予約困難店御用達のオンラインサイトOMAKASEの予約システムを導入。4週に渡る死闘の末4回目でやっと予約を勝ち取る事に成功😄

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ネット予約とは別に平日8:00~、土日祝7:00~の店頭販売(いわば当日券)も継続。ですが、例えば7時前に列んで再集合時間が12時とかなかなかハード。

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OMAKASEの予約は毎週火曜日13時からで、今週木曜〜翌週火曜までが対象。予約には1席当たり390円の手数料が必要。ですが、早朝から列んで時間を潰して戻る手間を考えたら安いとしか。

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同じ火曜日の12時から飯田商店の予約があって、OMAKASEのサイトは火曜12時と13時にアクセスが集中してサーバが過負荷になるんですね。

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予約の10分ほど前に到着。店舗脇で待ってると名前と注文を確認されて、券売機で食券を購入する様に案内があります。

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主なメニューは、つけめん(TOKYO-X純粋豚骨)ミニ120g・小180g1200円、並250g1250円、大350g1350円、特450g1450円、特大550g1600円、らぁめん(TOKYO-X純粋豚骨)ミニ100g・並160g1200円、大260g1350円、特選全部乗せトッピング1000円(幻の豚 TOKYO-X チャーシュー4種とプレミアム心の味焼売)、他。

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ネット予約時、つけ麺からぁめんを一つ選んで特製トッピングの有無を指定する方式。なおリニューアル以降連食可能で、連食の場合はネット予約の備考欄にその旨記載。今回特選トッピングをチェックしたつもりで保存出来てなかったらしく、当日現地では全部乗せに変更出来ないそうで残念!

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お一人様が奥の方、2人組、3人組が手前になる順で呼ばれて店内へ。店内は厨房を囲むL字型カウンター8席。1席ずつ透明なアクリル版で仕切られてますが、2人組、3人組は間の仕切りが外されています。

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当日でかいマスクして ほぼ目だけ見えてる状態でしたが、富田さんにすぐバレて先にご挨拶いただいてアタタタ😅

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連食の場合、どちらを先とか聞かれずゆで時間の関係からと思われますがらぁめんから先に提供されます。 フルコース?だとらぁめん→特選トッピング→つけ麺の順に提供。

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BGMはピアノジャズ。目の前で繰り広げられる調理はゆっくり進行して典雅で気品高い割烹か料亭の高級和会席御膳のアンビエンス。箸は割り箸。卓上調味料は無し。席後ろの棚に酢が置いてありました。お冷のグラスは一つずつ異なる意匠で、氷はまあるい玉氷。ここの点は沙羅善@北鎌倉と一緒。

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そして待つことしばし「らぁめん(TOKYO-X純粋豚骨)ミニ」完成で〜す♪

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器が高名な陶芸家の作品とのことで紛れもなく漂う高級感、高尚な茶器のような渋い器で着丼。思わず最初に器を回して、後で「結構なお点前で」言いたくなるのをぐっと我慢。

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具はTOKYO-Xの吊るし焼きと低温調理のチャーシュー2種、極太短メンマ、青ねぎ。

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スープはドロっと濃厚な豚骨醤油味。リニューアルにより豚骨魚介を廃して豚骨のみへシフト。魚粉、なると、海苔、白ねぎの面影は消散。その豚骨スープが上品に豚臭くてワイルド&エレガントな香味を発揮。ミルキー&クリーミーでポークミルクといった味わい。素晴らしいとしか言葉もなくとんでもなく美味しい!

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麺は自家製のストレート中細タイプ。しなやかでつるつるすべすべシコシコ食感。濃厚豚骨スープにやや柔めなゆで加減の麺が驚くほど絶妙にマッチ!

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「つけめん(TOKYO-X純粋豚骨)ミニ」、これぞ本日のメインイベント!

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具はらぁめんと共通ですが、チャーシューが別皿で出てくるところが盛り付け方の違い。

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そのTOKYO-Xのチャーシュー、吊るし焼きは炭火の薫りというか燻香が香ばしく、低温調理のタイプは驚くほど柔らかくさらに脂が甘くて超絶美味!

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つけ汁はらぁめんのスープに輪をかけてドロドロMAX。ドロリッチもここに極まれりといった感覚で、まさにトン(豚)ポタージュ。超濃厚濃密ながら重さやくどさは皆無。紛れもなく豚骨つけ麺の最高峰にして傑作。

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麺はストレート太麺。以前よりも白っぽくて艷やかでみずみずしく、表面のなめらかさとしっかりとしたコシのある麺にガラリとトランスフォーメーション。正直麺だけ出てきたら有名うどん店のものかと^^;

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麺をつけ汁に浸けて啜ると、以前の口中に広がる暴力的な旨味のスパークとはまたベクトルの異なる、旨味中枢を直接刺激するようなめくるめくうま味の奔流が体験出来ます。進化のステージを何段階も跳躍して高みに到達した感があって、とてつもなく美味しい!

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〆はスープ割りコール。カウンター上につけ汁の器を置くと、富田さん自らから割りスープとねぎ、柚子を足して返却。ピュア豚骨スープがあっさり和風の豚骨魚介にリビルドされて、にっこりほっこり、うまさがしみじみと沁み入り余韻がいつまでも続きます。

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おいしく完食!予約のハードルは高いですが、万難を排して来店する価値のある逸品でした。また来よう、ごちそうさま!

中華蕎麦 とみ田 (284/’20)

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