2020年8月26日、新宿の新店?「創始 麺屋武蔵」へ。
2020年8月21日オープン。麺屋武蔵新宿総本店が屋号と味をリニューアル。原点回帰で創業の味が復活とのことで、すごく気になってました!
麺屋武蔵は1996年創業で、青葉、くじら軒と並び称されるいわゆる96年組。ジャズが流れる1つずつ異なるランプシェードのシックでモダンな店内に、サンマ節を使ったスープ、こってりは海老香油など、いろいろエポックメイキングなラーメン店として一躍人気店に。
しかし流行れば当然2匹目のドジョウを狙って麺屋武蔵のスタイルを取り入れた店が続々登場。オンリーワンを目指し続ける武蔵は逆に秋刀魚節の使用をやめちゃったんですよね。
そんな武蔵新宿総本店が、7月20日から老朽化した店舗の改装を理由に休業。
何かあるとは思ってましたが、ワールドワイドに展開するその旗艦店の味をフルチェンジするとは!
入店するとまずタッチパネル式券売機で食券購入です。
タッチパネルで日本語を選択すると、まず表示されるのがつけ麺のページで、つけ麺推しのメニューレイアウト。
主なメニューは、つけ麺900円、濃厚つけ麺960円、担々つけ麺950円、ら〜麺900円、こってり味ら〜麺900円、にんにくら〜麺990円、他。
つけ麺は、並盛り200g、中盛り250g、大盛り300g、2倍盛り400g、2.5倍盛り500g、3倍盛り600gまで同料金。
店内は厨房を囲むL字型カウンター19席。1席ごとにアクリル板で仕切られていますが、少なくとも店内レイアウトは以前と同じ。
21:30頃到着で半分ほどの入り。休業からの再開がまだ周知されてない?と思ってたら、後客続々1席残して満席に。
スタッフは男性3名。各席にアルコールジェル配置。
BGMはビートルズ。箸は袋入りの割り箸で感染症対策。
卓上調味料は無しですが、武蔵生七味と柚子酢こしょうは必要なら申告して出してもらう方式。
そして待つことしばし、「ら〜麺」完成で〜す♪
宮本武蔵が描かれたお馴染みの麺鉢丼で着丼。
具は武骨発で武蔵各店に広まったでっかい角煮、メンマ、海苔、きざみ青ねぎ。
スープはさらさらの清湯醤油味。独特な風味の香ばしい秋刀魚節の香りがふわっと広がります。そしてそのスープはあっさりの清湯ながら猛烈に分厚い怒涛の出汁感。懐かしいあの香りと味をベースに、とめどもなく強靭にスケールアップした感じ。若かりしあの頃が走馬灯のようにではなく4DXで蘇った感覚。そして今でも紛れもなくオンリーワンな味わいですごく美味しい!
麺は平打ちの太縮れタイプ。うどんのような見た目ですが、超濃密出汁スープとの相性は凄まじく、いったん麺とスープを啜り始めると、ノンストップでレンゲと箸が止まりません。
おいしく完食気づけば汁完。どのメニューも旨いに違いなく、順番に制覇してフルコンプしたくなりました。ごちそうさま!
創始 麺屋武蔵 (260/'20)