2019年2月17日、浦和の「仮麺中(ぬちぐすい)」へ。
2017年4月1日オープン。訪問もれの中でもとびきりの重要未踏店。いとう@蕨の後、駅へ戻る途中にあるちゃんぽんの新店を予定してましたが、同店の支店2軒既食だし、営業時間も長いので後でもいいかと店の前まで来て思い直し、ふと閃いたこちらへw
店の場所は、浦和駅東口徒歩約3分。「沖縄料理居酒屋 命薬(ぬちぐすい)」の土日ランチタイムに間借り営業。
店主さんは有名なラーメン食べ歩きニストの方。ラーメン好きが高じて自作からの間借り開業へ。路面店開店を目指してクラウドファンディングで開業資金調達を敢行し、見事達成。ですが、浦和での物件探しが難航し、出店断念からの返金処理へ。
券売機は無く後会計制。主なメニューは、ら〜めん600円、白ら〜めん700円、JJモッシュそば(ジャパニーズ・ジェノベーゼ)700円、モッシュ玉200円、(日曜限定)浦和セメント800円、肉ごはん200円、他。
「ら〜めん」は、低温調理レアチャーシューor炭焼きチャーシューから選択。「JJモッシュそば」は春菊ペーストを使ったまぜそば。モッシュ玉は具付きの替玉。
店内は厨房前に真っ直ぐなカウンター5席、4人卓x1、2人卓x1。奥にさらにテーブルがありますが未開放。12:30頃到着で先客8、後客6。スタッフは厨房・ホールに男女合わせて3名。調理を担当されてる方がパットの星☆彡さんかな。
BGMはJ-POP。箸は洗い箸でエコ仕様。卓上調味料は胡椒、煮干酢。
そして先2杯のオーダーがあったにもかかわらず、注文からわずか5分の驚速で、「ら〜めん(炭火焼きチャーシュー)」完成で~す♪
レンゲと共にトレーに載った多用丼で着丼。
具は、角切りチャーシュー、メンマ、三つ葉、みじん切り玉ねぎ、丼縁の自家製辛味は、三種の唐辛子にトマト練り込みとか。
スープはさらさらの清湯醤油味。「呼び戻し魚介スープ」という継ぎ足し製法によるもの。呼び戻し製法は豚骨スープの久留米ラーメンで多く、特に大砲ラーメンが有名ですが、魚介スープでは極めて珍しいかと。醤油ダレは香川のかめびし醤油。真っ黒なビジュアルですが、見た目に依らずしょっぱさは抑えられていてちょうどいいバランス。
魚介というより熟成された濃い出汁の旨味が広がって、富山ブラック的な味わいも。炭火焼きチャーシューはめちゃウマいですが、炭火の香りがスープの風味を分かりづらくしてるのがちょっと惜しいかも。それを差っ引いてもすごく美味しい!
麺は麺屋松尾製のストレート中太タイプ。沖縄料理店での営業からというのはたまたまと思いますが、沖縄そばを感じさせる特徴的な食感。醤油タレの立った魚介の旨味溢れるスープとの相性抜群。スープも独創的ですが、麺も個性的でハマること請け合いです。
おいしく完食!ベーシックメニューからしてとんがった一杯で、他のどのメニュー気になります。ごちそうさま!
仮麺中(ぬちぐすい) (56/’19)