2017年3月21日、本日オープンの新店「香麺処 空」へ。
近くのイタリアンバルが手がける新業態店。ですが、店主さんがラーメンを好き過ぎて、遂に出店するに至ったそうです。良さげなオーラをひしひしと感じて、吸い寄せられるようにこちらへw
その店主さんですが、京都東山のシンボル「八坂の塔」のすぐそばにある有名イタリアンレストラン「イル・ギオットーネ」出身。
独立後、人形町で「Solatio Italian Bar Ningyocho(ソラティオ イタリアンバー 人形町)」をオープン。ラーメンが好きが高じて、今回こだわり抜いたラーメン店を開業。
店の場所は、人形町A5出口徒歩約1分。A5出口出たらそのまま直進、もつ焼きカミヤの角を右に曲がると、カミヤビルの並びすぐに店舗があります。
店頭には開店祝花。三河屋製麺からの花がありました。
入店するとまず券売機で食券購入ですか。ってか、奥にしらけんさん!間も無く提供されるという奇跡的な絶好のタイミングw
で、主なメニューは、鶏塩らーめん800円、醤油らーめん800円、甘辛鶏そぼろ丼200円、他。食券を渡すと細麺か太麺を聞かれます。しらけんさんが鷄塩らーめん(細麺)にしたそうなので、醤油らーめん(太麺)で。
店内は厨房を囲むL字型カウンター8席(4席・4席)。19:50頃到着でしらけんさん含む先客3、後客4。厨房は男性2名体制で、麺上げ担当がサブの方、盛り付けや接客担当が店主さんみたいです。
卓上メニュー立てにはクリアファイルに入った読み応えのある薀蓄。
食材の紹介は、裏が写っちゃってちと見づらいぅ(・ω・)
無化調、こだわりにこだわった一杯とのこと。
BGMはポップス。箸は洗い箸でエコ仕様。卓上調味料は、一味唐辛子、京都祇園白七味、京都原了郭の黒七味、大分県産五つ星ホテル御用達の柚子胡椒、酢、ミル入り胡椒。調味料も京都にちなんだ品々。
そして待つことしばし、「醤油らーめん(太麺)」完成で〜す♪
蓋つきの多用丼で着丼。器はなんと美濃焼きの特注品!
蓋の裏にはにっこり笑顔のイラスト。
蓋を取ると京料理を思わせる端正な表情の杯が出現。
具は、鶏チャーシュー、レンコンチップ、メンマ、カイワレ、三つ葉、糸唐辛子。きざみ玉ねぎ。
スープはさらさらの清湯醤油味。大山鶏を使いフレンチのコンソメの技法でスープを抽出。魚介で追い出汁をした鶏魚介出汁。キレッキレの醤油ダレで鮮烈でクリアーな旨みのあるスープに。一口目から旨っと声が出ちゃいました。これは素晴らしく美味しい!
麺は三河屋製麺の平打ストレート太麺。細麺と比べると見た目ほど太さの違いを感じません。太麺の方が若干加水高めでモチモチ感重視。豊潤なスープとよく合っていて美味しい!
具では、ほうじ茶の香りをつけた低温調理の鷄むね肉チャーシューが風味良くしっとり柔らか。皮ごと揚げたレンコンチップはサックサクでビール似合いそうw
しらけんさんの「塩らーめん(細麺)」。券売機では塩が上段で推し麺の扱い。塩の方には鶏節と柚子皮が入ります。
丼は塩・醤油で共通。
スープはさらさらの清湯塩味。大山鶏のスープに、塩ダレは焼塩、ヒマラヤ岩塩、昆布等。大変あっさりとした清浄な優しい味わいのスープで、最初は物足りない感じ。食べ進むに従い徐々に旨味が広がってくるタイプ。無化調らしい味わい深いスープで、美味しい!卓上の柚子胡椒が大変良く合うそうです。
麺はストレート中細タイプ。食感的には見た目以上に太さを感じます。太麺よりはやや加水低め、コシのある食感です。
おいしく完食!また一軒ハイレベルな新店の登場で、今後が楽しみです。ごちそうさま!
香麺処 空 (87/’17)