今回はこちら、他に例の無い独創的なつけ麺で、今や押しも押されぬ大人気店となった創作つけ麺専門店「つけ麺 ajito@大井町」です。(※しばらく前に訪問した記事です)
つけ麺のソース(つけダレ)に、大胆にもトマトを煮込んでイタリアンなテイストを加味した「つけ麺ロッソ」や、背脂過多のソースとガーリックオイルまみれの麺で、つけ麺マニアに衝撃を与えた「Ζ(ゼータ)つけ麺」は既にレポートしました。
そういえば、ノーマルのつけ麺は未食だったと思い立ちやって来ました。実食日は9/18です。
たったの4坪5席しかない店内の様子や、カウンターの景色やらもろもろは、以前の記事を参照していただきましょう。
とにかく、オーダーは「つけ麺(並)」680円です。
ちょっと待って、「つけ麺」完成です。
麺は写真の並盛りで180g、大盛りは300g。
麺の上には水菜と刻み海苔です。
麺アップ、形状は、中太ストレートです。
菅野製麺所の加水率の低い低加水麺で、まるでパスタのような食感です。
※ラーメンメモ
麺の加水率とは、麺を打つときに、小麦に対して加える水分の割合です。
加水率が高いと、つるつるとしたうどんのような食感になり、伸びにくい麺になります。
加水率が低いと、ぼそぼそした小麦の風味が味わえるような麺になります。こちらは(あくまで一般的に)、水分を吸いやすく伸びやすいという特徴もあります。
ソース(ajitoでは、つけ麺のつけダレをソースと呼びます)は、主に大量の野菜をトロットロになるまで煮込んだ粘性が高く濃度の濃いものです。
早速、いただきます。
うぅ、こ、これは美味いですね!
最近のつけ麺は、豚骨魚介の利いた味が多いですが、これは野菜と動物性の複雑な旨みが凝縮された、コンソメスープパスタという感じの新しい創作料理ですね。
トマトが鮮烈な「つけ麺ロッソ」やガーリックテイストでワイルドな「Ζ(ゼータ)つけ麺」もかなり美味いですが、ノーマルのつけ麺は、驚くほどハイスペックですね!
ソース(スープ)の中にはしっかりチャーシューが入っています。
美味すぎで、麺はあっという間に無くなります。で、スープ割りですが、ajitoでは、少し麺を残してからスープ割りをお願いするのが流行っています。
スープ割りをお願いすると、それまでのミート&ベジタブルの濃厚ソースが一変、上品なサバ出汁の割りスープで鮮やかに魚介味に変貌します。
そこに、少量残した麺を投入して、プチラーメンとして楽しむ、これがajitoマニアのフェーバレットのようです。
まあ、ラーメンのように熱々を楽しむというわけには行きませんが、それまでとは全く異なる味で美味しいです。
「つけ麺ajito」、さらなる創作メニューも準備中との情報もあり、今や城南地区の台風の目と化しています。要注目店です!
つけ麺 ajito つけ麺ロッソの記事は、こちらです。
つけ麺 ajito Ζ(ゼータ)つけ麺の記事は、こちらです。