今回は、恵比寿ガーデンプレイスへやって来ました。

恵比寿ガーデンプレイスとは、旧サッポロビール(現サッポロホールディングス)が、自社のビール工場跡地を、不動産事業の一環として再開発したものです。オープンは1994年。ここでの成功が、その後の六本木ヒルズを始めとする大規模都市再開発のモデルとなりました。
ちなみに旧国鉄(現JR)恵比寿駅は、もももとヱビスビールをコンテナ輸送するために設けられた貨物駅でした。


閑話休題、今日目指すは、写真中央のウェスティンホテル東京です。

1Fエントランスです。

そして、やって来たのはこちら、ウェスティンホテル東京2F「中国料理 龍天門」です。訪問日は9/18です。

広東料理の名店として、有名なお店です。

店内は、流石に重厚な雰囲気です。

ランチメニューはこちら。

ウィークディーランチ2,080円、杏花ランチ3,470円(汗・・・

撮影が終わったら静かにメニューを閉じて、係りの方を呼びます。
そして、メニューには載っていない「冷やし担々麺」1,620円のオーダーを告げます。

実は、こちらのお店、メディアの担々麺特集で何度も取り上げられていて、東京都内の人気ランキングでもベスト5に必ず入るほどの担々麺の有名なお店です。
担々麺ももちろんすばらしく美味しいのですが、暑い季節には冷やし担々麺が絶品とのことで、今回は冷やしにチャレンジです。

オーダーが終わると、「一緒に点心・飲茶はいかがでしょう?」と、メニューを開いて薦められます。


そのスタッフの方には一旦お断りしたのですが、別な女性スタッフの方が、「飲茶のワゴンサービスでございます!いかがでしょう?」と言って蒸篭をいっぱい積んだワゴンを目の前に運んできます。
「こちらが海老のXXX、こちらがフカヒレのXXX」という具合に、蒸篭を開けて見せてくれます。
あまりに美味しそうだったので、一番人気という「帆立の蒸し餃子」(だったかな?)をオーダーしました。あ、ワゴンサービスの飲茶は1ヶ600円でした。orz

で、卓上です。

こちらが、想定外の飲茶「帆立の蒸し餃子」です。

「甘味噌か芥子味噌を付けてお召し上がりください」とのことでした。

取り皿にとって見ました。

感想は、確かに貝柱の旨みが凝縮されていて、なかなか味わい深いです。ただ、ちょっぴり蒸しすぎな感じもしました。あと、小籠包のようにオツユがほとばしる感じはあまりありません。2ヶ600円はちょいビミョウ~<小市民です!

で、冷やし担々麺登場です。雑誌「dancyu(ダンチュウ)」2007年8月号で、日本一美味い冷やし担々麺として掲載された、逸品です。

具は、白髪ネギ、青ネギ、挽肉は、ザーサイ・赤ピーマンなどの炒め物、干し海老も入っていそうな感じです。

熱々の担々麺にはゴマが大量に使われているそうです。
一方こちらの冷やし担々麺には、ゴマはもちろんクルミがたっぷり使われているとのことです。

クルミのおかげで、スープのベースはとてもマイルドです。

そのスープに、自家製豆板醤・ラー油が調合され、さらに金木犀の花の砂糖漬けが入っているとのことです。

また、具の挽肉は若干甘い味付けで、旨みがたっぷりあります。

冷やしなのでスープはもちろんキリリと冷たく、担々麺なので基本はもちろん辛いのですが、辛さだけが突出することはありません。
まるでオーケストラのハーモニーのように、様々な辛さ・甘み・苦さ・旨みが複雑に交錯して、えも言われぬ美味しさです。

麺は、極細ですがコシがたっぷり、スープの重厚なコクに負けていません。

感動的な旨さの前に、あっという間に食べ終えてしまいました。

これほど絶品の(冷やし)担々麺ですが、お店は広東料理主体の中華ダイニングなので、四川料理である担々麺はメニューには無いようです。
また、ここは冷やし担々麺発祥の店との説もあります。まあ、冷やし担々麺発祥の店は諸説あるので、真偽のほどは不明です。が、「冷やし」担々麺は、日本発であることは間違いないようです。

能書きはともかく、最高に美味しかったです。冷やし担々麺1,620円+ワゴンサービスの点心600円=2,220円、リッチなランチでしたが、担々麺は絶品でした。サービスも(当然ですが)すばらしく、休日にゆっくり出かけてみたいお店でした。

ウェスティンホテル東京 中国料理 龍天門のHPは、こちらです。

ウェスティンホテル東京

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