今回は、ロハスでスローフードを提案するお店を、ご紹介します。

お店の名前は「麺屋 嘉夢蔵」、千葉県松戸市にある名店です。
訪問日は9/8、松戸に所用があり、その後家族で訪問です。


店内は、カウンター8席に座敷2卓です。

子連れのため、座敷へ通されました。卓上です。

券売機は無く、着席後に注文、後精算方式です。

テーブルには、「お店の自己紹介」というカードがありました。

 ・麺の材料は、北海道産内麦100%、地鶏有精卵、塩、かんすい未使用
 ・豚肉は、鹿児島産黒豚
 ・メンマの替わりに九州産干し筍
 ・その他の具は、季節の有機野菜
 ・スープは、黒豚挽肉、野菜、魚介類、醤油
 ・麺は圧力鍋を使って茹でる
 ・中華まんは、北海道産内麦を使った手作り

「生煮えの麺類は噛み込むと最悪で、美味しくありません、小麦粉は生では食べられない澱粉類です。」
とのことです。麺固め好きのラーメンフリークへの警鐘でしょうか!

オーダーは、ラーメンに相当する卵麺(らんめん)800円にしました。
麺の太さを選べるということで、太麺と平麺のミックスという太平(たいへい)にしました。
連れは、つけ麺900円、麺は同じく太平です。

卓上に、つけ麺の「スープ割の楽しみ方」と書かれたものがありました。

麺と具を少し残し、タレ容器に投入、スープ割をお願いすると再加熱してもらえるので、プチラーメンが楽しめるというものです。

待つことしばし、「卵麺(らんめん)・太平(たいへい)」完成です。

具は、カマボコ、チャーシュー、ダシ巻き卵、メンマに見えるものは干し筍、緑色がきれいなものはモロヘイヤの天ぷらでした。
メンマ代わりのタケノコは、言われないと全く違和感がありません。強いて言えば、味付けがしょっぱくないことでしょうか。

モロヘイヤの天ぷらは、今の時期の良い材料なので使っているとのことでした。
その時節の旬なオーガニック野菜を素材に、具を変えているとのことです。

この天ぷら、サクサクで美味しいです。スープにひたすと粘り気が出てきて、また変わった旨さです。
チャーシューも、黒豚というだけあって、肉自体柔らかで美味しいです。

スープは、ちょっぴり醤油が濃い目で生姜が利いています。

鰹とか何かが突出することの無い、極めてニュートラルな、それでいてじんわり沁みる和風ダシがとても旨いです。

圧力釜で蒸し茹でにするという注目の麺ですが、さすがに仰天しました。

平麺と呼ばれる麺は幅3cm以上あり、その迫力には圧倒されます。
さすがに麺を啜るというわけにはいかず、よく噛んで食べることになります。
食感はソフトというかとても柔らかです。
麺だけ食べても小麦の風味と十分な甘みのある、すばらしく美味しい一品ですねー!

一方の太麺は、平麺に比べると細く見えます。

でも、実際にはうどんのような極太です。太麺の方は、リズミカルに食べやすいですね。

汁麺である卵麺(らんめん)の方は、ラーメンが苦手な方でもうどんテイストで十分食べられる、正に和食の味わいでした。

こちらは連れの「太平(たいへい)つけ麺」です。

つけ麺で見ると、麺の形状と無カンスイという麺の白さがはっきりとわかります。

麺自体を堪能するなら、やっぱりつけ麺かなー!

つけ麺スープは、汁麺のスープを味濃くして、強く生姜を利かせた感じです。

具は別皿で、卵麺(らんめん)と同じ内容です。

カマボコ、チャーシュー、ダシ巻き卵、干し筍、モロヘイヤの天ぷらです。

麺を食べ終えたら、残しておいた少量の具を器に入れて、スープ割りコールです。

天ぷらが珍しくって美味しいお店の方と話していたら、なんと、モロヘイヤを追加していただきました。
もちろん熱々に再加熱されています。ちょっと味見したら、さっぱりとして実に美味しいスープでした。

ラーメン・つけ麺がとても旨かったので、自家製という帆立まん300円と肉まん250円も追加しました。

オーダーが入ってから圧力鍋で蒸し揚げるようです。左が帆立まん、右が肉まんです。

左の帆立まん、帆立の風味がプワッーとします。

右の肉まん、ややパサついた仕上がりでしたが、旨みはしっかりとありました。

食後に、有機栽培無農薬というお茶がサービスされました。(最初にお冷は出ています)

成分が強いため、キッズは夜眠れなくなるそうです。そのため、子供はNGだそうです。
このお茶もまた、香りがとてもよく甘いお茶でした。うまいなぁ!

「麺屋 嘉夢蔵」、実は当ブログでも何度か登場しているラーメン専門携帯サイト超らーめんナビで、千葉県(615軒登録)で唯一「幻の8ツ星」のお店にランクインしています。(2007/10/12現在)
これは、実は大変な快挙です!

店主さんと奥様(と思われる方)の心温まる接客も心地よく、近ければ何度も通いたいお店です。
しかし、営業時間も超短縮営業でした。
    営業時間:土・日(祝日含む)
         11:45~15:30
「お店の自己紹介」には、『少人数で末永く「嘉夢蔵」を続けるため』とありました。
敷居は高いですが、再訪必至ですね~!

※2007年10月28(日)、都合により臨時休業の予定だそうです。

麺屋 嘉夢蔵

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