東陽町・木場の至宝とまで呼ばれたタンメン・ギョーザの老舗名店「来来軒」が親父さんの体調不良により臨時休業しがちになったのが2007年12月頃から。
数ヶ月間シャッターが下ろされた日々が続きましたが、いつしか看板が取り外され完全閉店となってしまいました。

そんな下町の行列有名店がファンの手によって2009年11月1日(日)、遂に「來々軒」として復活しました!
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店主の荒張さんは、元サラリーマンで来来軒の常連でした。

来来軒の閉店を知りもう2度とこの味を食べられなくなることを嘆き悲しんだお店の1ファンは一念発起、会社を辞めて来来軒の親父さんに弟子入り、名店の味を受け継ぐべく猛修行の末、家族のバックアップも得て遂に旧店舗近くに新店をオープンさせました。

超有名店の復活に期待ワクワク、喜び勇んでオープン日翌日、11月2日に訪問しました。

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オープン日は30人程の大行列で入店まで80分(!)だったそうで、お店の復活を待ちわびていたファンがどれほど多かったことか良くわかりますね。

オープン日当日の様子は、たぁさんの記事をご覧下さい。

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お店の場所は、永代通りを挟んで1時の方角に美学屋です。ほぼ美学屋の正面といってもイイ位な感じ。

ちなみにお店の真正面は、1Fがジャンカレー東陽店、2Fがカイロプラクティックのお店です。

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そして、來々軒から2時の方向には六厘舎から独立したやはりタンメン専門店のトナリがあります。

ただし、こちらは昔ながらの正当派タンメンで、トナリは豚骨醤油のガッツリ系タンメンです。

ちなみに、ここ來々軒とトナリ、そして近くの○心厨房がみんな浅草開化楼の麺を使っていて、開化楼の担当はすべてカラスさんです。

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10:30オープンで10:50頃お店に到着、外待ちなしでしたが店内はほぼ満席状態。

最初の画像で行列しているのは、食後撮影したものです。

しまった、一番最初に店舗外観を撮影するんだった(>_<)

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店内は入口そばに4人掛けテーブル1卓、中は厨房を囲むL字型カウンター8席です。

ワタシの入店時、1席のみ空いていました。

厨房は、手前で中華鍋を振るのが店主さん、若い男性は多分息子さん、女性は多分奥様、それから男性スタッフがもう1名。

フロアに女性スタッフ2名、計6名の陣容です。ってか、半分はご家族で頑張られています!

メニューは、タンメン700円、ギョーザ450円、ライス200円、生ビール500円、ビール650円です。
タンメンとギョーザの値段は、旧店と同じですね。
R0032700.JPG 券売機は無く、注文すると商品到着後伝票が渡され、食後会計方式です。

旧来来軒は中華料理店でしたが、客の9割はタンメンとギョーザ、いわゆる「タンギョウ」を注文していました。

ここ新店でも殆どのお客さんが「タンギョウ」オーダーです。

ワタシもブログ的には「タンギョウ」行きたかったのですが、今朝は珍しくチョイ体調がすぐれなかったので、少な目志向に「タンメン」で。

そして待つことしばし、「タンメン」完成でーす♪
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具は中華鍋でスープと炒められた野菜タップリ、キャベツ、人参、モヤシ、ニラ等です。

豚肉も細切りのがしかkりと入っていますが、とにかく野菜どっさりで野菜に埋もれて、豚肉も麺も見えません(笑)

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スープは、半透明のキラキラ光る黄金カラー。

これぞ塩味タンメンという見本のようなスープです。

お味は、ラードでしょうか?程よい油感を持ちつつ野菜の旨味が溶け出して、懐かしくもホッとする味わい。

トレンドやガッツリとは無縁のレトロでノスタルジックな味わいですが、これがまた暖かくってとても美味しいんです!

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麺は中太平打ち、浅草開化楼の伝統的な玉子麺です。

強いウェーブがついていてまるで、手もみしたかのような感じです。

モチモチした食感としっかりとしたコシがあり、旧店の麺に近い感じだと思います。

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シャキシャキした食感を残しながらも味が通った野菜が、後から後から出てきます。

ボリューム満点で、満足度高いですね!

長年に渡って地元に愛され続けた名店の味わい、それが確かに完全復活しましたね。
次回は、是非「タンギョウビー」=タンメン・ギョーザ・ビールを堪能したいです。ごちそうさま!

來々軒



お店のデータはこちら、ラーメンバンクをご覧下さい。

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