今回のお店はこちら、人形町で最も有名な飲食店、親子丼発祥の地玉ひでです。
訪問日は1月8日です。あ、今回は親子丼で、麺はありません!

玉ひでの創業は、宝暦十年(1760年)です。
なんと、創業250年になろうという老舗中の老舗です。
お店は、東京メトロ日比谷線人形町駅A2出口を出て左側、すぐの所にあります。

親子丼が食べられるランチタイムの営業時間は、11:30〜13:00(までに並んだ方で打ち止め)。
11:15位にお店に到着、この時点でお店前面で行列が2重に折り返して、お店脇の路地まで列が伸びてました。
恐らく、40人位の並びと思われます(^_^;)
玉ひでは、連日莫大な数の客が、絶品親子丼を求めて集まってくるだけあって、行列捌きが実に見事です。


店舗前の狭い歩道での列の作り方も、巧みですね。

そして行列に飽きた頃に差し掛かるのが、古い貴重な掲示物の前。
TDRばりに、行列を楽しませる工夫でしょうか?
掲示の内容は、昔の飲食店の番付表などです。

玄関前に、お品書きが置かれています。
平日ランチメニュー(主なもの)は、
とく親子丼 800円
元祖親子丼 1300円
極上親子丼 1500円
匠親子丼 1800円
です。

玄関前に到着。
この時点で11:27分ですが、先客は既に続々と店内へ誘導されて行きました。
店内席数は、相当な数ですね。

玄関入ると、靴を銭湯にあるようなシューズロッカーに入れて、また並びます。
右側に窓口があり、そこで前払いで食券を購入します。
オーダーは、定番で一番人気の「元祖親子丼」(1300円)にしました。
ちなみに食券は、プラスチックの札です。画像撮影は、忘れました。

食券を購入してからも、少し並んでようやく着席。
席は掘りごたつ風のテーブル席で、当然相席です。
この時点で、11:40、並び始めてからなんと25分でした。
名だたる大行列の玉ひでも、行列捌きの巧みさと席数のキャパ、提供の早さ、回転の良さなどで、開店15分前に来れば、だいぶ早く座れる感じです。
そして、着席から5分後、「元祖親子丼」完成でーす♪




付属品(?)は、お茶(ほうじ茶だったかな?)、香の物、ウェットティッシュ、鶏スープです。

お手拭の裏には、親子丼の発祥の秘密が。
親子丼は、明治24年に玉ひで5代目秀吉の妻”とく”さんの発案により、始まったそうです。

鶏スープは、器の底まで見通せそうな清湯スープです。
一瞬白湯かと見紛うほどの、サッパリアッサリシンプルテイストです。
そしてこちらが「元祖親子丼」です。


元祖親子丼、「東京軍鶏」の胸肉ともも肉、2種類の肉が使われています。

玉子は、場所によっては半熟、場所によっては固ゆでです。
味付は、こちらもサッパリ薄味。これが、親子丼元祖のお味かと思うと、感動もひとしおです(^_^)v
量はやや少なめですが^^;、、ヒストリーを感じさせる味わい深いシフトでした。
歴史の息吹を感じながら、満足の退店。
って、ここでも入室は奥からで、退室は前からという、客の動線を確保する工夫が。
最後まで、CS(お客様満足)向上策パーフェクトですね。
次回は、こちらも元祖という、夜の鳥寿喜(とりすき)も食べてみたいです。ごちそうさま!
玉ひでの公式HPは、こちらです。