都内には、激辛の殿堂と称されるお店が何軒かあります。
ワタシも辛党なので、辛いメニューがあると思わず頼んでしまいますが、あまり激辛有名店を周れてはいません。
ちなみに、これまでのレポでは、蒙古タンメン中本 本店@上板橋の極冷やしが最辛だったと思います。

これまでの激辛記事は、こちらです。

そして今回は、都内激辛飲食店の中で間違いなく上位にランクインするであろう伝説の有名店、千石にある大沢食堂です。
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訪問日は、12月26日夜です。

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お店は、小柄で寡黙な調理担当の店主さんと、接客担当の奥様のご夫婦で切り盛りされています。

ご主人は、キックボクシングの初代日本バンタム級チャンピオンで、ニックネームは『小さな巨人』、格闘技ファンの間では伝説の人物なのだそうです。

お店の出口脇に、チャンピオンベルトをつけて優勝カップを掲げてポーズをとる、ボクサー時代の写真が飾られていました。

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店内は、カウンター5席、2人テーブルx4卓、4人テーブルx1卓です。

卓上の様子です。

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メニューは、カウンターの上に掲示されています。(写真は、メニューの一部です)
このお店は、定食等を提供する、いわゆる街の食堂です。

しかし、辛さが4段階(並辛・中辛・大辛・極辛)から選べるカレーライスとカレーラーメンがメニューにあり、極辛の想像を絶する悶絶的辛さが有名です。

店内に券売機は無く、メニューを見て注文、食後精算方式です。

オーダーは、「カレーラーメン 極辛」(850円)にしました。
すると、奥様が「初めてですか?極辛はものすごく辛いです。辞めておいた方が無難です。せめて、最初は中辛にするとか、一口極辛100円で試してみた方が、後悔しません。」と必死に制止されます。

ワタシはニコニコしながら、「大丈夫です。残さず食べますから!」と応じます。
そのやり取りを見ていたご主人が、「極辛、いいよ」と一言、でようやくオーダーが通りました。

そして待つことしばし、「カレーラーメン 極辛」完成でーす♪
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丼が運ばれてくる前から、店内に刺激的で辛そうな香りが漂います。

極辛カレーラーメンのビジュアルは、ラーメンに赤茶色のカレーがかかってるだけの、とてもシンプルなものです。

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ラーメンのスープはおそらく、鶏ガラベースのオーソドックスな東京ラーメンのものと思われます。

しかし、カレーが激烈すぎて良く分かりません(^_^;)

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極辛カレーの味ですが、唐辛子よりも香辛料で辛さを出した感じで、実際恐ろしく辛いです。
辛いというより、刺すような痛みを感じます。

中本の北極や冷し味噌は、カプサイシンの重層的な辛さですが、こちらは香辛料系でハバネロチックです。

もちろん旨味もしっかりとあるのですが、ショッキングな辛さで、味蕾がマヒ状態です。

ラーメンスープで薄まるかと思いきや、カレーに熱さが加味されて余計に辛さが増強される感じです。
胃の中へ灼熱の塊りを流し込む感じで、ゆっくりと食べていきます。

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中細の縮れ麺は、多加水でヤワヤワです。
ラーメンとしてみると残念な部類の麺ですが、カレーの絡みが抜群によく、カレーの味が活きる麺だと思います。

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カレーの具は、鶏肉、玉ねぎ、ニンジンです。
具は少なく、ルーの味を楽しむ感じです。

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で、ゆっくり時間をかけて(12分)完食完飲、美味かったー!辛かったー!!!

会計時、おばさんが、「つゆまで飲んでいただいて、ありがとうございます」とにっこり、おじさんも、「ありがとうございます」と笑顔で。

驚愕的な辛さでしたが、とても美味しかったです。

今度は、「カレーライス 極辛」が食べてみたくなりました。
ごちそうさま!

大沢食堂



お店のデータはこちら、ラーメンデータベースをご覧下さい。

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