こちらのお店は、昭和48年（1973年）オープン、今年（2008年）で創業約35年という老舗です。
ワタシの持っている「ベスト オブ ラーメン in Pocket」（文芸春秋社）という1989年の本で、「女子中学生が創案した本邦唯一無二の」メニューとして、こちらのお店のラーメンが紹介されています。

お店のシンボルキャラクターはタヌキで、店頭や店内のいたるところにタヌキの置物が飾られています。

また、こちらのお店は佐野ラーメンの名店などと同様に、孟宗竹で麺を打つ、手打ちラーメンのお店としても有名です。


店内カウンター5席とテーブル席が大小取り混ぜて多数です。ちょうどランチタイムの混雑が始まる時間でカウンターへ着席です。

目の前にタヌキの置物多数です（笑）

オーダーシステムはメニューを見て口頭注文、食後レジにて精算方式です。

オーダーは、先ほどの「本邦唯一無二」、うん十年前に店主さんの長女が中2の時に考案したという「ベーコンら〜めん」にしようと持ったのですが、あれ・・・ない、、、

お店の方にお聞きしたところ、夏は提供お休みだそうです。メニュー左側の6行目「お休み中」の紙が貼られているところがそうですね。残念！

気を取り直して、シンプルに手打ち麺の良さを味わうべく「ら〜めん」(680円）にしました。

老舗ながらも、創作の夏メニューも充実してますね！


そして、待つことしばし、「ら〜めん」完成でーす♪

丼の模様もタヌキでした（笑）

具は、ネギ、カイワレ、チャーシュー、メンマ、海苔と、いたってシンプル。


スープは、アッサリとした鶏ガラベースでほんのかすかに魚介が香る甘いしょうゆ味です。

典型的ノスタルジックスタイルの東京醤油ラーメンで、こんなタイプは久々旨いです。

ところどころ太さもまちまちな手打ち麺、スープの持ち上げが良く、ピロピロとした食感で、この麺、さすがの美味しさです。


かなり久々にシンプルでレトロなラーメンを食べました。ホッとする優しいおいしさで、とても良かったです。
次回はやっぱり、「ベーコンら〜めん」をいただきたいですね。ご馳走様！

満月

お店のデータはこちら、とらさんサーチをご覧下さい。