今回のお店はこちら、北池袋にある「前略っ。つけそばまるきゅう」です。訪問日は2月20日です。
このお店は、池袋東口の東急ハンズ近くにある「塩そば専門店 まるきゅうらあめん」の支店です。
オープンは、2007年9月20日のまだ新しいお店です。
お店の場所は、池袋からだと北口を出て平和通りをひたすら歩いて行くと、川越街道にぶつかる手前の左側にあります。徒歩12-13分といったところでしょうか。

お店は、こちらのビルの中央階段を上って行ったすぐ右側です。右側正面のガラスが曇っているところがお店です。
入店するとすぐ左に券売機があります。

メニューは、基本的に塩味のつけそばのみです。麺の量とトッピングバリエーションでいろいろな組み合わせがあります。
ちなみに、この日は、券売機が不調で、結局、お金手渡しによる注文となりました。
こちらが卓上メニューです。

塩つけそばの他に、時間数量(20食)限定メニュー(各850円)もあります。
・昼の部限定 「塩野菜つけそば」
・夜の部限定 「特濃塩つけそば」
オーダーは、夜の部限定20食の「特濃塩つけそば」850円にしました。
店内の様子です。

ウッディな雰囲気で、昭和レトロな雑貨類が展示されています。また、天井近い壁面にファミコンのカセットが飾られていて、ビデオで流れているのは、ファミコンゲームのビデオだったりします。なんだか、わけのわからない雰囲気です(笑)
後で調べたら、ビデオで流れていた番組は、「ゲームセンターCX」という、フジTV CS放送で流れていた、コアなゲームマニア向けの番組でした。スタッフの趣味でしょうか?www
謎のフィギュア(笑)

昔の木製電柱がありました。実物を見たことがある人は、どれ位いるんでしょう?

卓上の様子です。

卓上調味料は、胡椒と柚子胡椒でした。
カウンターに「つけそばを美味しく食べるには」という掲示がありました。

記載内容は基本的なことですが、注目は、そのサインです。
「中華そば奥村屋」店主 奥村功
「浅草開化楼」 負死鳥カラス
お二方の連盟となっています。
「中華そば奥村屋」は、かつて松戸で大行列を作ったラーメン・つけ麺の名店でした。奥村屋が移転前に営業していた場所は、今は、「中華蕎麦 とみ田」が営業中で、こちらも連日大行列です。
奥村屋の店主さんは、病気療養のため、松戸で大繁盛の店を閉めましたが、閉店から1年後、柏の自宅を改装し営業を再開されました。それが2005年のことです。しかし、お店の再開からほぼ1年で、奥村さんは病気のため他界されました。
先ほどの注意書き内容は、奥村屋で掲載されていたものとほぼ同様だったと思います。また、このお店では、使用する麺は、かつて奥村屋で使用していた麺を復刻したものだそうです。浅草開化楼カラスさんとの連盟は、奥村さんへの追悼なんですね。
そんな感傷に浸っていると、「特濃塩つけそば」完成でーす♪

スープには、玉ねぎみじん切りと魚粉がトッピング(?)されています。

そのドロドロ加減ですが、ajitoというか、天下一品というか、もしかしたらそれ以上っていうくらいドロドロです。

トロットロで、スープというよりか、ポタージュ、いや、ここまでくるとまるでシチューな感覚です。
浅草開化楼製の麺は、極太でいかにも今風なつけ麺のめんという感じです。

艶やかで、とっても美味しそう。

超濃厚ドロドロつけダレに麺を付けると、スープの絡みが良過ぎです。確かに、麺を全部つけると味濃いかも。

肝心のお味は、有り得ないほど濃厚な鶏白湯ベースに魚介をプラスした複雑な旨味が凝縮したスープです。これは、かなり美味いです。
スープの中には、たっぷりの細切りチャーシュー。


そしてメンマは太めで歯ごたえがしっかりと残るタイプです。おのおのの具にもしっかりとした味がついていて美味しいです。
スープの粘度が高いので、スープが減るのも早いです。
麺と具を食べ終えたら、スープ割りです。ドロッドロスープが普通の粘度になりました(笑)


あ、驚いたことにスープ割りで、チャーシューが追加されました。低温調理法で作られるチャーシューはピンクレアな感じですね。ソフトな食感で、美味しいです。
超濃厚つけダレの「特濃塩つけそば」、かなりインパクトのある味でした。ドロドロ好きには答えられないと思います。今度は、ノーマルを食べに来よう。ご馳走様!
お店のデータはこちら、とらさんサーチをご覧下さい。