今回ご紹介するお店は、渋谷に出来た汁無し坦々麺の専門店「麻辣麺 雷伝(まーらーめん らいでん)」です。
R0010165.JPG
こちらは、2007年10月5日にオープンした、まだ新しいお店です。訪問日は、2008年1月9日夜です。
お店の場所は、つけ麺大臣の斜向かい、ちゃんぽん堂 筏天のお隣のビルです。

スタイルとしては、最近流行の和え麺・混ぜそば・スープOFF系ですが、汁無し坦々麺専門というのは珍しいです。

そもそも坦々麺というのは、中国は清朝の頃が起源とされていて、現在の四川省が発祥のようです。
その中国では(、現在もそうですが)、坦々麺といえば汁無しが普通です。
坦々麺名前の由来ですが、「坦々」とは、麺を売り歩く行商人が、天秤棒で桶を「担いだ」のが由来のようです。天秤棒で担いで売り歩くので、当然汁無しじゃないと不便です。
そんな(汁無し)坦々麺を日本に紹介する時に、汁そばへアレンジしたのが、やはり麻婆豆腐を初めて日本に紹介した陳建民さん(陳建一さんのお父さん)だそうです。


閑話休題。入店すると、まず最初に食券を購入します。
ticket.jpg
オーダーは、定番中の定番という「小麻辣麺セット」750円にしました。

「小麻辣麺セット」というのは、
    基本の汁無し坦々麺である「麻辣麺」600円の麺やや少なめ版(?)
    「麻辣麺」に、「温玉」(温泉玉子)100円のトッピング
    「ライス・キムチ食べ放題」100円
    「シメスープ」100円
という900円相当が、750円という破格のプライスです。
menu.jpg

店内の様子です。
R0010188.JPG
あえて古ぼけた感じに仕上げられた内装は、レトロな感じたっぷりです。

卓上には、紅ショウガ、酢、ラー油、うまみ粉という魚粉、胡椒といった調味料が完備されています。
R0010170.JPG

「ライス・キムチ食べ放題」100円は、店内中央のこちらのコーナーからセルフでいただきます。
R0010167.JPGブレました(泣)
ドリンクバーならぬライス・キムチバーですね。

ライスとキムチをセッティングして、スタンバイOK(笑)麻辣麺の到着を待ちます。
rice.jpg

で、このキムチ、とてもウマいです。お土産にしたい位です。その気になれば、これだけで、ごはん一膳は楽に行けますね。
R0010185.JPG

ライスとキムチを食べながら、「第一回 雷伝堪能講座~麻辣麺~」を読みます。
info.jpg
 1.小麻辣麺セットを注文
 2.よく混ぜて食べる
 3.麺を食べて残った肉みそにキムチ・ライスを投入「雷伝肉みそメシ完成」
 4.ほどよくまぜて食べる
 5.残った肉みそメシにスープを投入!「雷伝キムチぞうすい完成」

そして、ついに、「小麻辣麺セット」完成でーす♪
R0010174.JPG

麺の上には、刻みネギとたっぷりの肉みそ、メンマに温泉玉子です。
R0010176.JPG

全体の味を決める肉みそですが、山椒がピリッと効いて甘い感じの肉味噌との味のバランスが良く、コクがあってとても美味しいです。
R0010178.JPG

食べる前に、全体をまんべんなくマゼマゼします。
R0010181.JPG
麺は、太縮れでコシがあり、肉みそとのマッチングも良くとても美味しいです。

イメージとしては、うどんに肉みそをかけて食べる盛岡のじゃじゃ麺みたいな感覚です。でも、味は山椒が効いた四川風です。

スープは、あっさりとした塩味で、そのまま飲んでも美味しいです。
R0010177.JPG

お店推奨の方法は、麺を食べた最後にスープ割りで雑炊ですね。
R0010184.JPG
ただ、ワタシの場合、基本の「麻辣麺」が十分美味しくて、スープ割りする前に麺も肉みそもご飯も無くなってしまいました(汗

味に飽きたら、調味料追加で味変です。
R0010186.JPG写真はMy箸です。お店が用意しているものとは異なります。

卓上の「うまみ粉」投入の図です。魚介系混ぜそばに変身して、これも旨いです。

ラー油を追加すると、辛味が一層増してこれまた美味しいです。お酢を追加すると、いくぶんサッパリ、味が引き締まります。

というわけで、「雷伝肉みそメシ」も「雷伝キムチぞうすい」も完成する暇がなく、麺・ライス・キムチ・スープと別皿でいただいて十分美味しく楽しめました。

低価格で、ライス・キムチ食べ放題もあり、腹ぺこ学生の強い味方ですね。しかも、美味しいです。本場中国の汁無し坦々麺とはちょっと違う感じもしますが、これはアリですね。また来ます

麻辣麺 雷伝

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック