旧「赤丸新味」は、「赤丸かさね味」へリニューアルして、従来の「赤丸新味」は廃止です。


「白丸元味」は、ネーミングこそ変更はありませんが、味に改良を加えたとのことです。


変更は、全国一斉ではなく、まず博多大名本店が１１月１５日から、東京銀座店が１１月２０日から、以降、各店舗で順次切り替えとのことです。
訪問日は１１月２１日です。いち早く、銀座店で、新「赤丸かさね味」を体験してきました。

一風堂では券売機は無し、口頭注文後精算方式です。メニュー全景です。

オーダーは、「赤丸かさね味」８５０円、麺固めでお願いしました。旧「赤丸元味」が７５０円ですので、１００円の値上げですね。

一風堂では、ランチ１５０円にて、餃子５個と（お替り自由）ライスのセットが付けられます。新ラーメンに集中すべく、セットは不要と思ってました。しかし、、、

スタッフの方がメニューを裏返して、「新味登場記念で、ランチセット無料です！」と誘惑、思わず誘われてしまいました（滝汗・・・）

卓上は、とても賑やかです。


まず、セットのライス登場！


続いて、セットの餃子登場～！赤い味噌状のものは柚子胡椒だそうです。餃子のタレは、卓上の調味料入れに調合された状態で設置してあります。

５個セットですが、１個１個が小さいです。味は、普通かなー！

そして遂に、「赤丸かさね味」完成でーす♪

具は、キクラゲ、博多ネギ、「うまみ玉」と呼ばれる辛味噌、バラ肉チャーシュー２枚、真っ暗なタレは香油です。

まず、赤い「うまみ玉」は麺の上にのっかている感じで、ほっといてもどんどん溶けてきます。自分で好みに応じて味を調整することができません。ここは、チャーシューかネギか、蓮華の上に乗せるなど、改善を望みたいところです。
「うまみ玉」の味ですが、辛さはほとんど感じません。それよりもニンニクが入って旨味を出しているようで、美味しいのですが、気になるケースもあるかも。

真黒な香味油は、桂花やなんっつ亭のマー油（にんにく油）に見えますが、マー油ではなく、マー油ほどパンチもありません。従来の香味油（野菜の旨味を溶け込ませた油）を、焙煎を強くして焦がした感じに仕上げたものです。あくまでマイルドですが、香ばしい風味が追加されます。

スープ画像は、ピンボケでした（＞＜）

スープの味ですが、ビックリするくらい背油が浮かんでいます。今までの一風堂を食べ慣れている方は、大変驚くのではないでしょうか。
しかし、そのお味は、トンコツの旨味が濃縮されていて、シツコサ・クドサは皆無、むしろサッパリとした味わいです。

麺は、従来よりも細くなった気がします。（自信はありません）

トンコツスープによくあって、歯切れよく、なかなか美味しい麺です。

総合的な評価では、旧「赤丸新味」が直球勝負の分かりやすい美味しさでした。
新版の「赤丸かさね味」は、洗練された上品な、しかも多層的な味の変化が楽しめる、美味しいけど、少し難解な味に変わりました。
実質値上げとも相まって、一般的にはどう評価されるでしょうか？

振り返ってみると、一風堂の理念は「変わらないために変わり続ける」でした。
まだまだ現役、エース級看板商品をあえてフルモデルチェンジする、そのチャレンジング・スピリットには、絶賛の拍手を送りたいです。

ますます美味しくなったという「白丸元味」、これも食べてみたいな～！ご馳走様でした！！

一風堂 銀座店