今回ご紹介するお店は、渋谷にある「麺屋武蔵 武骨外伝」です。
麺屋武蔵の6番目の支店で、2006年12オープン、武蔵系列としては珍しい、つけそば専門店です。
ちなみに、麺屋武蔵の4番目の支店として、御徒町に先にオープンしていた店に、「麺屋武蔵 武骨」があります。そことの関係や、どの辺が「外伝」なのかは、謎です(笑)
お店は、渋谷マークシティという私鉄駅・駅ビルオフィスタワー・ホテルなどから巨大複合施設の直ぐそばです。道玄坂にある、木造の古い一軒家を店舗にしています。
店舗のいたる所に、あえて、古めかしい部分を残しています。外観からも、レトロな感じが判りますが、例えば、象徴的なのがこちら。
むき出しのアンティークなブレーカーです。オープン当初は、ブレーカーが落ちて、真っ暗な中つけ麺を食べる状況になった、と聞いたことがあります(笑)
入店すると、まず券売機で食券購入です。
こちらの一番人気は、「温玉肉餡かけつけそば」1,000円です。ちょっと辛いのが食べたい気分だったので、「温玉肉餡かけ辛つけそば」10,50円をチョイスしました。
麺の量は並盛200g・中盛300g・大盛500gから、同価格で指定出来ます。今回は、並を指定です。
混んでいたので、しばらく待ちです。そして、「温玉肉餡かけ辛つけそば」完成でーす♪
麺の上には、キレイな温泉玉子、水菜が敷き詰められた上に豚肉の揚げ物、その上に甘酢の中華餡がかけられています。
スープは、トンコツのコクと魚介の旨みが複合したもので、「辛」を指定したので、そこに辛味が加えられています。
麺は、やや太めストレート、小麦は、高価な内麦を使用しているそうです。
食べ方ですが、つけ麺(ここでは「つけそば」と呼びます)なので、当然つけダレにつけて食べます。
が、麺に甘酢ダレがかけられているので、そのまま食べても美味しいです。
また、温泉玉子を割って、甘酢タレと絡めて食べても良いです。
当然、つけダレにつけて食べて、なお美味しいです(笑)
温泉玉子は、黄身だけでした。豚肉は、チャーシュー厚切りに衣をつけて揚げたものです。
甘酢餡はどちらかというと苦手ですが、このタレは甘酸っぱいだけでなく味がしっかり付いていて、美味しいです。
豚肉揚げ物、ホントー分厚いです。また、食感は鶏のささ身フライのようにサクサクしていて、食べやすくナイスなテイストでした。
辛味つけダレをの場合は、ベースのトンコツ魚介スープに八丁味噌・コチジャン・一味唐辛子を加えたものだそうです。
最初に甘みが感じられて、後から辛さが追いかけてくるタイプ、クセのある味ですが、これは美味しいです。
スープの中には、角切りチャーシューとメンマが沈んでいました。これも旨かったです。
最後にスープ割りをお願いすると、別な器で真っ白なトロミがかかった熱々の液体登場。
実はこれ、麺を作る小麦の内麦をお湯で溶いたものです。いわば、スープ割り用に、わざわざ粉を溶いてそば湯を作っているものでした。
このそば湯、それ自体の味は全くありません。濃いつけダレを、このそば湯で割ると、とってもマイルドに飲みやすくなって、ホッとする気分になります。
後で、調べたのですが、このお店のコンセプトは、つけそば専門店ということもあり、麺が主役で、麺をいかに美味しく食べてもらうかということがテーマになっているそうです。そのため、麺の小麦にもこだわり、スープや具はもちろんのこと、〆のそば湯にも工夫をしているとのことでした。
寒くなってきて、新たに、「熱々つけそば」なるメニューも登場した模様です。これは、再訪しなくっちゃ!