皆さん、「大改造!!劇的ビフォーアフター」という番組をご存じでしょうか?
2002年4月から2006年3月までテレビ朝日系列で放映された建築ドキュメンタリー番組です。
主な内容は、「匠」(たくみ)と呼ばれる設計士が、常識では到底考えられないような住宅リフォームを行うというものです。
リフォームの対象世帯は、急峻な階段や足の不自由な方がいて大きな段差がある等、住宅に悩みを抱える家族です。
リフォームの内容は、施主に内緒で行われ、完成後のお披露目で初めて家族に公開されます。
斬新なアイディアでこれまでの家族の悩みを解決し、視聴者はリフォーム内容の奇抜さに驚愕、という番組です。
番組内の名台詞は「何と言うことでしょう!」、リフォーム内容の凄さに合わせて発せられる一声です。ナレータはサザエさんの声優加藤みどりさんです。
と長々と引っ張ってしまいごめんなさい!
今回訪問したのは、「大改造!!劇的ビフォーアフター」で店舗兼住宅を大幅リニューアルした「とうふらぁめん 蘭蘭」です。
写真はもちろん、リフォーム後のものです。
オープンは1977年、リフォームは2005年で、リフォーム当時は築29年とのことでした。
店舗正面に取り付けられた木製ルーバーは、ラーメンのちぢれ麺をイメージして、波型の角材を使っているそうです。
デザインの意外性の他にも、西向き店舗に入る強い日差しを和らげる効果もあるそうです。
こちら、店内奥から入口方面の様子です。
以前は、古ぼけた中華料理店の風情でしたが、改装後は黒と白を基調にしたモダンな空間へ変貌です。
店内奥壁面には、こんな絵が数枚飾られています。
こちらはカウンターです。
リフォーム効果で、調味料や箸入れがコンパクトにカウンター内収納に納まっています。メニューの裏には、照明があってライトアップ可能とのことです。
子連れなので、テーブル席へ案内されました。
卓上です。
メニュー(表)です。
オーダーはとうふらぁめん600円にしました。
メニュー(裏)です。
連れは、Bセット(チャーハン・餃子3個・小らぁめん)に100円プラスして、小らぁめんを小とうふらぁめんに変更です。
チャーハンと餃子はみんなで取り分けです。
さらに、チビがバッチリ食べそうな雰囲気だったので、お子さまらぁめん300円も追加です。
待つことしばし、まずは「お子さまらぁめん」の完成です。
丼の隣のチャーハン注文時にスープが入ってきそうな器は、キッズ取り分け用だそうです(笑)
具は、ネギ、ナルト、ヤングコーン、ほうれん草です。
あ、チャーシューが沈んでいました。
お子様ラーメンのお味ですが、スープは昔懐かしいオーソドックスで典型的な醤油ラーメンでした。
最近、こういうのをあまり食べていないので、ホッとするお味で、とても美味しく感じました。
ちょっとして、「とうふらぁめん」完成でーす。
店名からしてネタばれですが(笑)、
「何と言うことでしょう!」、ラーメンのうえに豆腐がテンコ盛りに乗っています!
スープは、醤油ベースですが、ノーマルのラーメンとに甘味とラー油の辛みがプラスされ、やや甘味が強い印象です。
餡かけの挽き肉もいいお味です。
麺の上の豆腐は、絹ごし豆腐、味付けは麻婆豆腐とは明らかに異なります。
醤油ベースのラーメンに甘辛の餡かけ豆腐がのっかているスタイルです。
この豆腐、が、何と言っても旨いです。
甘めのスープとやや辛い餡が出会って、とても懐かしく優しい味がします。
麺は中太縮れ麺です。
お店の外装通り、軽くウェーブがかかっています。
続いて、セットの登場です。
チャーハン・餃子3個・小とうふらぁめんと豪華です。
餃子は、外はパリッと中はもちっとで、なかなか旨いです。
チャーハン、もう一回、「何と言うことでしょう!」、これは素晴らしい完成度ですねー。
パラッパラで塩加減も絶妙、このチャーハンは絶対食べる価値ありですね~!
とうふらぁめんという、一見奇抜なメニューですが、実態はノスタルジックな郷愁を誘う味でした。
浦和~岩槻~春日部近辺では豆腐ラーメンがメニューにあるラーメン屋さんが散見されますが、ここが元祖です。
何よりも、店舗兼住居ということで、家族経営のアットホームな雰囲気が和みます。
おばあちゃんが、のんびりと片付けをしている風情は、思わずお手伝いをしたくなるような穏やかさです。
プライスもリーズナブルで、地元密着のお店、いいですよねー!
建築デザイナーの匠、遠藤浩氏のHP、「とうふらぁめん 蘭蘭」を改造した様子はこちらです。
「大改造!!劇的ビフォーアフター」の「とうふらぁめん 蘭蘭のムービー」は、こちらです。番組は、2005年5月22日放送です。
2007年9月30日(土)18:56~20:54「大改造!!劇的ビフォーアフター」のスペシャル番組が放映されます。
詳細は、こちらをご覧下さい。