まだまだ暑い日が続いています。こんな日はオーソドックスに冷やし中華が食べたいな、というわけでこちらへ。

お店の名前は「揚子江菜館」、神保町にある上海料理専門店です。



訪問日は8/21です。

創業は明治39年、今年(2007年)でなんと創業100周年という老舗です。

こちらのウリは、冷し中華発祥のお店ということです。

オーダーは、もちろん元祖冷し中華の「五食涼拌麺(ごしょくりゃんばんめん)」1,470円です。

このお店の特徴は、冷し中華の元祖という以外に、新鮮な魚介類を使ったさっぱり味の上海料理です。

ランチメニューだけでもかなりの種類があります。

充実したメニューもあり、ランチタイムの店内は、激混みです

しかし、ちょっと時間を外すと、店内落ち着いた雰囲気です。

卓上です。

実は、冷し中華発祥の地には諸説あります。
最有力なのは、仙台にある「北京料理 龍亭」というお店が昭和12年に始めたというものです。
仙台の龍亭では、元祖冷し中華は「涼拌麺」という名前で1,200円です。

一方、東京は神保町の「揚子江菜館」では、二代目が70年前に考案したというものです。

一般的に、冷し中華のタレは酸味が効いた酸っぱいものですが、その味を作ったのは名古屋のスガキヤと言われています。

冷やし中華の元祖論争(?)は、いろいろとありますが、今回はひとまず「揚子江菜館」の一品を見てみましょう。

「五食涼拌麺」完成です。

富士山の四季を模したというその盛り付けは、立体的で彩りがとても美しいです。

一説によると、細切りのチャーシューは春、キュウリの緑は夏だそうです。

別な麓からの撮影です。

タケノコ煮込みは紅葉の秋、糸寒天は冬の雪です。また、山のてっぺんに盛られた錦糸卵は、富士山の山頂にかかる雲だそうです。

実は、山頂の雲(錦糸卵)を崩すと、中にお宝と呼ばれる具が隠されています。

そのお宝が、肉団子2個とウズラの卵2個です。このお宝、知らないで発見すると、嬉しい驚きですね~!

麺は細目の玉子麺でシコシコと程良いコシがあります。

おつゆは、ほんのかすかな酸味と甘さが前面に出た濃いめのしょうゆ味です。
街のラーメン屋さんの冷し中華の味とも異なる、でも昔どこかで食べたような懐かしい感じのする味です。

麺も多く、具もたっぷりで、ボリューム満点でした。元祖として人気がでるのも頷けます。

あとは、タレは冷たいことは冷たいのですが、それほど極端に冷えていません。
そこも、通年メニューとして一年中人気のあるところでしょうか。

ランチメニューだけでもかなり豊富な種類で、いろいろ試したくなりました。

お店のHPは、こちらです。

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