松本旅行2日目のランチは、そば切り発祥の里、中山道本山宿にある本山そばの里です。
このお店は、地元農家のおかあさんの打ちたて手打ち蕎麦のお店です。
ちなみに「そば切り」とは室町時代の呼び方で、「蕎麦」のことですね。
当時は、そば粉は団子やすいとんにして食べるのが主流でそれらを「そば」、細く切ってあるものを「そば切り」と呼んでいたそうです。
このお店、畑のど真ん中という不便で分かりづらい場所にありますが、次から次へと車がやって来ます。
こちらは、母屋に隣接するそば打ち小屋のようです。
店内では、こんな風におかあさん達が忙しそうに働いています。
店内は明るく広々としています。
大田蜀山人は、江戸時代の戯作者、歌人ですね。
風俗文選の方は、本山宿がそば切り発祥の地と謳っているものです。
メニューを確認。
オーダーは、盛重ね1230円にしました。
お通し(?)は、お漬物3種類です。
キッズにはビスケットです。
あとキッズ用のお椀(つゆ付き)です。
盛重ね、登場です。
一見二段には見えませんが、並べるとこんな感じです。
蕎麦は、白っぽく更科系のようです。1本1本の長さも短めです。その短さは、まるで横浜家系のラーメンのようです(^_^;)
コシは、柔らかめです。
蕎麦つゆは、あっさり目のタイプです。
二段盛りの内、半分(一枚)チビが食べました(驚!)美味しくて、なにより柔らかく食べやすかったようです。
こんな感じで、昨日の五兵衛とは対極にあるようなお蕎麦屋さんでした。昨日が蕎麦職人の見事な技の結晶とすれば、こちらは農家のおばあちゃんが孫の帰省に合わせてそばを打ってくれた、そんな暖かさのあるお味でした。
満足してお店を出ると、お店の脇に自生の花が咲いていました。
そば切り発祥の地は、舌も目もハートもウォーマーな里でした。
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