今日も、またまた麺屋武蔵のご紹介です。といっても、浅草の「麺屋武蔵江戸きん」です。
あるラーメン本が9/25に発売されました。
最新ラーメンの本 2007-2008 首都圏版 (2007) (CARTOP MOOK)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 交通タイムス社
- 発売日: 2007/09
- メディア: 大型本
その本の発売を記念して、前代未聞のコラボ企画が行われることになりました。
その企画とは、本を監修した石山勇人さん(ラーメン関連の書籍多数)プロデュース、老舗製麺所の「浅草開化楼」が、この企画のために特別に武蔵へ麺を提供、麺屋武蔵江戸きん@浅草にて限定麺として調理提供するというものです。
名付けて「コラボラーメン 麺屋武蔵x浅草開化楼x石山勇人 餡柿つけ麺」です。
まず券売機で、食券購入です。「餡柿つけ麺」800円を選択します。
露出失敗しました。
店名の通り、店内のいたる所に金魚のデザインが施されています。
こちらのお店のオープンは、2007/7/17でした。その2日後に訪問レポしています。店内の様子などは、そちらをご覧下さい。
食券を渡してしばらくの後、「餡柿つけ麺」完成です。
麺皿は、大変彩りよく美しく盛り付けられています。
横から見るとこんな感じです。
麺の上に、たくさんの具材がコンモリと綺麗に盛られています。テーマは「秋の山」だそうです。
それでは、順に具のご紹介。お皿のやや右手に盛り付けられたオレンジのオブジェ、なんと細かく切られた柿でした。
ええ゛ー!まさかー(σ゚∀゚)σ
未だかつて果物の柿が、ラーメンの具になったことなんてあり得るのでしょうか( ̄□ ̄;)!!
食べてみると、正真正銘の調味無しの柿です。不思議な感覚に見舞われましたが、目と舌で秋を感じることにしました。
正面にあるのが、皮がカリカリに焼かれたローストチキンです。フレンチの定番、鴨のオレンジソースよろしく、柿ソースがかけられています。
表面はカリカリに焼かれて、でも肉はジューシー、柿ソースは適度な甘みと酸味が程良く、違和感ありません。これもかなり美味しいです。
お皿の後ろにあるのが、スモークサーモン、香ばしくって、これだけ食べても美味しいです。
秋の山の上には白髪ネギがこんもりと頂を形成し、頂上に青ネギちょっぴりです。
白髪ネギには、柿の橙色に合うラー油をまとっています。
白髪ネギをよけると、その下には旬のキノコがたっぷりです。
麺は、老舗製麺所「浅草開化楼」のチーメンです。
浅草開化楼謹製「チーメン」とは、つなぎを使わず小麦とカンスイだけで打ったという、強靭なコシと柔らかい食感が特徴、太めで縮れのある麺です。
麺にも、香味オイルというか、タレがまぶしてあり、それだけ食べても美味しくいただけます。
さすがに、麺はうまいですねー。
小麦の風味良く、ツルツルもちもちと美味しくいただけました。
スープのお味は、塩味に近いようなあっさりした味。
どちらかといえばしょうゆ味ですが、なんとも言えない複雑な旨みがあり、何味とも言えない不思議な美味しさです。
味付けは、そのまま飲める位の濃さです。
つけダレの中にも、みじん切りにされた柿が入っています。
このスープでは、甘さよりかすかな酸味を添加する、そんな感じに働いていました。
特製つけ麺なのでスープ割りができるかどうか聞いたところ可能とのことでした。
スープ割りしたら、ネギが追加されました。
いただいてみると、淡白なスープがさらにあっさりへと変化。
多様な具材料でいろいろな味を味わった後には、お口直しにさっぱりとできました。
細かく切られた柿のトッピングは不思議でしたが、それ以外の具はかなり美味しかったです。
一品料理でも通用するほどのクオリティでした。
麺も文句なしの旨さで、スープも美味しくよかったです。
とにかく見た目の美しさでは群を抜く創作麺でした。
具の豪華さからいっても、原価率度外視の大盤振る舞いではないでしょうか!
秋の限定コラボ麺
「餡柿つけ麺」
限定数:1日30食
提供期間:2007/9/25~2007/10/31
提供数も多く、提供期間も長いのが特徴です。今度のは、比較的敷居が低いですよー!
麺屋武蔵江戸きんの以前の記事は、こちらです。