たまには原点回帰ということで、こちらのお店へ。

お店は、麺屋武蔵新宿本店です。訪問日は8/28です。
麺屋武蔵新宿店としてのオープンは、1998年5月です。
以前、店頭入口左右にあった、真っ白で大きな提灯は無くなっています。何時頃か店舗を改装したようです。

暖簾をくぐると、頭上にはこんな看板が。



これも、初期の頃はなかったような、、、

店内に入ると、お店の奥から入口近くまで行列でした。

以前の凄まじい行列は落ち着きましたが、さすがに人気店ですねー。

行列が少し進んだところで券売機です。

暑い日でしたが、オーダーはTHEスタンダードということで、「あじ玉ら~麺」830円にしました。
食券を渡すと、「あっさり」か「こってり」かを聞かれます。「あっさり」にしました。

店内行列は、カウンターの後ろの壁にそって順番を待ちます。
壁麺、おっと壁面には、こんなオブジェや

こんな絵やらが飾られています。

映画「続宮本武蔵」のポスターも飾られていましたが、ガラスにワタシが写りこんだので画像はボツです。

まったくの余談ですが、ワタシの他に3名の方がデジカメでラーメンを撮影していました。皆さん全員女性です。ブロガー、多いです!

しばらく待って着席です。席数はカウンターのみ19席。席が多いので、意外と回転は早めです。

カウンターの様子です。卓上の壷は「辛子味噌」です。

「あじ玉ら~麺」完成でーす。

具は、海苔、メンマ、チャーシュー、追加トッピングの味玉です。
これが、テレビや雑誌に幾度となく登場して、一時期のラーメンブームを牽引した、長い時は行列2時間待ちと言われたラーメンです。

「こってり」を選ぶと、ラーメン完成後に香味油としての「海老油」が多めに振りかけられ、味にコクが増します。

今回は、「あっさり」を選択したので、スープ表面の油は少なめです。「あっさり」を選ぶとスープ本来の旨みがはっきりと出ます。

そのスープの大きな特徴は、ラーメンでは麺屋武蔵が初めて採用した手法という、サンマ節でダシを取っている点です。

サンマ節は石巻産を使用、そのサンマ節スープと動物性スープをブレンドしたWスープ方式です。
スープをいただこうとすると、豊潤な芳香が心地よく、口当たりも軽く誰にでも美味しいと言わしめる流石の味です。ただしタレの味はやや濃いめです。

麺は、平打ちの中太麺です。

湯気で曇りました。ゆで加減は比較的固ゆでにちかく、シコシコとコシがあり旨いです。

チャーシューは、最近では、提供直前にバーナーで炙ったり、鉄板で焼いたり、炭火で焼いたりといったお店が増えています。
そういうお店と比べると、オーソドックスなタイプとなってしまいました。

ただ、このスープにはぴったりの味付けのチャーシューです。大きさも十分でしっかりとした旨みがあります。

トッピングの味玉です。

割ってみると、中は程よい半熟です。

しっかりとした味がついて、これがまた美味しいです。
以前テレビで、武蔵のラーメンを作る工程が放送されていましたが、味玉は、皮を剥いた半熟卵に注射器でエキスを注入していました。
今は、どうなのでしょう?

麺を最後まで食べ、スープが残り少なくなると、ふわっと柚子の香りがします。
丼の底に柚子の皮が仕込んであります。この手法は、武蔵以来取り入れるラーメン店多数です。

麺屋武蔵は、系列店の新規開店と奇抜な限定麺ばかりが話題になりますが、ベーシックな「ら~めん」も確かに上手かったです。
改めて、武蔵の実力の高さを確認しました。

麺屋武蔵 新宿店

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