今日(5/25)は、感動のお蕎麦をご紹介!
朝からしとしと雨、丁度昼ごろにはかなり強い土砂降りの雨になりました。こんなときは、行列店も空いてるかもと思い、こちらへ。

途中、二郎@品川の前を通ると行列5名、12時台では奇跡的な少なさですね。思わず並ぼうかと思いましたが、今日はそばモードだったので、そのまま目的の店へ。


このお店、山梨県の超有名蕎麦店長坂「翁」で修行した方が開いたお店。全国で「翁」の名を冠したお店は8店しかありません。
そもそも、長坂翁とは、蕎麦うちの神様と言われた高橋邦弘さんが、最初に開いたお店です。
その高橋邦弘さんの味を受け継ぐここは、知る人ぞ知る名店です。

多少の混雑は覚悟していましたが、先客1名後客1名と拍子抜け。

メニューには、そばやさんで定番の天ぷらや丼ものが見当たりません。

その潔さが、通をうならせる味を作り出すのでしょうね。でも、ワーカのランチには物足りないのでしょうか?


お店の2階に石臼があり、そこでそば打ちが行われるそうです。

卓上は、シンプルそのものです。

オーダーは、もりそば(ざる)730円ともりそば(田舎そば)730円の2枚にしました。
2枚頼むと「どちらを先に?」と聞かれます。「一緒で!」と答えたのですが、
どうやら伸びるのを嫌って、1枚食べ終わるのを頃合を見計らって、もう1枚を
お届けする方針のようです。

もりそば到着です!

蕎麦は、大変細く翠色の美しいもの。極細ながら強いコシがあり、また蕎麦の香りもはっきりとしています。

盛りも思いのほか多いです。

ツルツルとしなやかでのどごし良く、THE蕎麦という感じです。

そばつゆは鰹の香りが高い味がはっき・かっちりとした辛めのものです。これは、蕎麦の味が引き立ちますね。

もりそばが食べ終わる頃、田舎そばが運ばれてきました。

つゆの追加はありませんが、薬味は追加されました。

単純なネギ・おろし・わさびですが、盛り付けが美しいですね

田舎そばは、蕎麦の実の外側の黒い部分を使って打ったものです。通常のそばと比べると、その太さがはっきりと分かると思います。

そのお味ですが、わっしわっしと噛まないと飲み込めないほどの太さと弾力があります。とても蕎麦らしくつるっとのどごしを楽しむようなわけには行きません。

蕎麦の風味も少ないですが、これは、蕎麦創世記の素朴な味を再現したもののようです。蕎麦としては、通常の盛りが絶品です。田舎そばは、その風変わりな食感を楽しむものですね。

お蕎麦を食べ終わる頃、そば湯が運ばれてきます。

ちょっと失礼して、中を拝見。

とろっと白濁したそば湯でした。

つゆにそば湯を足して、七味を少々、コレがまた旨いです。

おつゆを飲んだ後、そば湯だけ少し飲んでみましたが、そばの薫り高くとても上品な味がしました。これだけでもおいしいです。

最強レベルの技の結晶のそば2枚、しかも1枚の量多めで1,460円。これ、多分激安ですね。おなかも一杯になり、幸せな気分で職場へ復帰しました。

平成19年6月より、人手不足のため、営業時間を短縮するお知らせの書面がありました。大変なご事情もおありでしょうが、蕎麦のように細く長く続けていただければと思います。

しながわ翁

お店のHPはこちらです。プロバイダーはSo-netですね!

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